約 45,018 件
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/3487.html
761 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/11/26(木) 01 13 59 ID ??? 759 グラハム「仮面(ブシドーマスク)が無ければ即死だった」 762 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/11/26(木) 01 34 05 ID ??? 761 ギンガナム「………むぅ」 ブシドー「………ムッ?」 ギンガナム「………」 ブシドー「…………」 目線で火花バチバチ ギンガナム「………チッ」 ブシドー「………興がのらん」 互いにプイッ ギンガナム「………(あの陣羽織、是非欲しいものだ。仮面はいらん」 ブシドー「………(見事な刀だな……我が腰に欲しい」
https://w.atwiki.jp/bmrog/pages/497.html
(K10_kakur) 【覚羅】「自分は覚羅。十二龍家が静家に連なる貴族、粛家の覚羅だ。」 *nick M2O_away → M2O_ (K10_kakur) 【覚羅】「貴族の責務を果たすべく、侵略者の魔族や、悪官汚吏の類と日々戦っている。姫らしくはないかもしれないが、拳の技を学んだが故な。」 (K10_kakur) 【覚羅】「まだまだ至らぬは承知といえど・・・それでも自分は、誇り高く生きたい。」 (K10_kakur) 凛とした美貌と首の後ろで一本に絞った長い黒髪、青いチャイナドレスに長手袋とハイニーソックスという服装。龍人としての血が濃いので角、羽、爪、竜石を備えています。戦闘は、素早さと身のこなしをを生かした格闘スタイルです。 (K10_kakur) http //www.grifis.net/trpg/wiki/wiki.cgi/15thmoon/HC?page=%BD%CD%B3%D0%CD%E5 (kananGm) なるなる (kananGm) でははじめましょうか (kananGm) (kananGm) (kananGm) HCランドリューフ外伝 龍華戦記シナリオ【邂逅】 (kananGm) (kananGm) (kananGm) あなたは、巷で噂の悪徳官吏の証拠を掴み、その邸宅へ乗り込み、護衛を倒し、官吏がいる書斎の扉の前に立ったところです。 (kananGm) そこまで来るのに、護衛兵がいたのですが、難なく退け低増す。しかし、その官吏が傭兵を雇ったという話を聞いていたのですが、その傭兵の姿はありません (kananGm) ▼(ロールの合図) (K10_kakur) 【覚羅】「フゥッ・・・!」龍人の証たる羽を翻しての飛翔連撃で、護衛を薙ぎ倒し、着地・・・油断無く残心の構えを取り、僅かに調息。 (K10_kakur) 【覚羅】(おかしい。噂では、傭兵が居るということだったが・・・)と、僅かに思うも集中を持続し、「ハッ・・・!」と、扉を蹴破って悪徳官吏を追い詰め、睨み据える。 (K10_kakur) 【覚羅】「ここまでだ。賄賂、不正な過剰徴税、それで蓄えた金での違法金利の高利貸し・・・私欲で民を苦しめるとは、統治者の資格は無い。成敗を覚悟するがいい!」 (kananGm) 【官吏】「ひっ…きさまぁ、何者じゃぁ。」卑屈っぽい表情をした小男が、驚き、窓際まで逃げています (K10_kakur) 【覚羅】「龍華貴族、粛家の覚羅。貴族として貴様の行いを正しに来た。しかるべき場所に突き出す、沙汰を受けるがいい。・・・逃げるのは無駄だ。そこはもう、自分の間合いのうちだぞ。」 (K10_kakur) じり、と、しなやかな足を撓め、足掻くのであれば一気に踏み込んで打ち倒せる構えを取ります。 (kananGm) その警告にもかかわらず、官吏は窓から逃げようとするねw (K10_kakur) 【覚羅】「すくたれ者め!!」 (K10_kakur) では、背中の羽を生かし、人間には到底出来ない大跳躍でもって、一蹴り馳走して昏倒させます。 (kananGm) では、そこで知力判定 (K10_kakur) 了解。 (K10_kakur) 2d6+4 (kuda-dice) K10_kakur - 2D6+4 = [3,6]+4 = 13 (kananGm) では、昏倒した官吏の懐から赤い布地に鴉の模様が入った割符が見つかります (K10_kakur) それが何を意味するものかは分かる? (kananGm) その割符はある傭兵団と契約を結んだものに与えられる証だと判ります。 (kananGm) その傭兵団の名前は鴉獄兵団 (K10_kakur) 【覚羅】「これは・・・コイツが雇ったとかいう傭兵の?」割符を拾い上げ「鴉獄兵団・・・魔族の兵ではないか。魔族などとつるむとは、ますますもって愚かしい・・・挙句、契約を満足に履行もされずにこのザマか。所詮信義でなく金で動く奴を信じた結果、相応しい末路だな。」 (K10_kakur) と、感想を漏らしますが。 (K10_kakur) 【覚羅】「しかし、コイツが一方的に騙されて終わりであれば、幾許かの金子が傭兵に流れて仕舞、だが。相手は魔族。逆に浸透でもされていないか、調べたほうが・・・」 (kananGm) では、覚羅の背後に不意に気配がわきますね (K10_kakur) 【覚羅】「っ!?」反射的に気配から飛び下がって間合いを取り、身構える! (kananGm) 【???】「やれやれ。酷い言われようですねぃ。」と、腕組みをした隻眼の魔狼族が立っている。 (K10_kakur) 【覚羅】「・・・鴉獄兵団の者か。金目当てで殺すのみに飽き足らず、こんな男とはいえ雇い主を放り捨ててこのザマにしておいて、今更名誉に関して言い訳の出来る状況ではないと、思うがな。」 (K10_kakur) 口ぶりから素早く判断する。警戒は解かない。相手の方向性に対する評価と、実力に関する評価は別だから。 (K10_kakur) 【覚羅】(こいつ・・・かなり出来る)格闘者としてそう見て取って、油断はしない。 (kananGm) 【???】「いいやぁ、別件で動いていた隙を疲れたのは、こちらの不手際。それに、金目当てで殺しをしてるわけでもないんでさぁ・・・」と、いいつつ、この魔狼は、間合いの結界を作り出す (K10_kakur) 【覚羅】「そうか。運否天賦も武門の宿命・・・故意でなかったのであれば、その中傷は詫びよう。だが・・・傭兵が金目当てではない、だと?」予想外の言葉に真っ直ぐに対応を修正。間合いを計りながら・・・しかし、問う。少々、意外な言葉だ。 (kananGm) 【???】「お嬢の夢、国を建てることでさぁ。俺達のような根無し草の傭兵や人間や魔族が従属せずに住む国をねぇ。」 (K10_kakur) 【覚羅】「・・・民のために兵が居て、その兵が足りぬ時、傭兵が雇われるのだ。傭兵のための国、だと?それでは、屋根を地面に植え、土台を天に向けて建物を建てるようなものだぞ。まして、社会秩序に従属しない根無し草は、安寧という畑から水を吸えない。行き過ぎた自由が齎すのは、混乱と弱肉強食だ。」柳眉を僅かにしかめて、魔族の言葉に反論する。 (kananGm) 【???】「は…何も知らん、娘よ、お前ら龍がなにをした?自分らの地位を守るためのほかの種族に階級を作り力で抑えてきたものたちがなにを言う…?」と、静かな口調ではあるものの意志の強さがある声で言う (K10_kakur) 【覚羅】「・・・秩序の維持というものが、問題を生み出すのは百も承知だ。だが、それを正すのが、自分達貴族の責務だ。」拳によらぬ戦いをしている、と自覚し、また相手の意思を認めながら (kananGm) 【???】「甘いねぇ…それが、上からの押し付けであり…傲慢でというのが判らないとは、嘆かわしいねぇ。」 (K10_kakur) 【覚羅】「・・・傲慢、か。」苦い表情に鳴る。積極的に町に飛び出して・・・その要素を感じなかったと言えば、それは嘘だ。 (K10_kakur) 【覚羅】「自分は、それでも民を守り生かす。秩序が齎す弊害も、及ぶ限り退ける。龍華の国を守る・・・秩序が力の支配だとしても、お前たち魔族が秩序を覆すのは、力の横行だ。それは、諸々の不備不満よりも惨たらしい流血を生む。龍華の貴族として、それは、不幸の源だと考える・・・見過ごすわけには行かない。」 (kananGm) 【???】「その傲慢さが、人間を蔑み、混血であった事実を持って…下層階級の落とす…そんな者たちはまともに生活ができずに/…傭兵になる。判ってほしいものですねぇ…そして変えるには力で変えていくしかねぇんでさぁ。」といってすっと、腰を落とし、拳を構える (K10_kakur) 【覚羅】「っ・・・それは、分かる・・・だが・・・それでも、戦となれば、その下層民にも被害は及ぶのだ。助けるために殺してどうする。国は、内側から変えていくしかないのだ・・・!」 (K10_kakur) そう、難しい表情で言い。しかし、相手が構えるのに呼応して、逆に翼を大きく広げ、足を少し上げた構えを取る。 (kananGm) 【???】「お前さんの言うことは、貴族のきれいごとだ…きれいごとをいってもそれを通すには力が必要ですなぁ…お前さんに力があるとは思えねぇっすね。」 (K10_kakur) 【覚羅】「・・・奇麗事と、未熟は承知。だが、それでも自分は・・・研鑽し、通してみせる。」日頃の派手な活躍の裏で悩んでいたことを、一々言い当てられられている。そう感じながらも、それに対して悩みながら考えていた答えを、精一杯返していく・・・ (kananGm) 覚羅、魔力判定をして (K10_kakur) 了解>魔力判定 (K10_kakur) 1+2d6 (kuda-dice) K10_kakur - 1+2D6 = 1+[5,4] = 10 (kananGm) 判ったね (K10_kakur) おお。何が?>分かった (kananGm) 瘴気と竜気が交じり合った者が近づいてくることに (K10_kakur) 【覚羅】「っ!?この、気配は・・・!」瘴気と龍気の混合と言えば、凛・ツァイエを思わせる・・・龍族にしてみれば、許されざる、しかし熟知したる脅威。 (K10_kakur) 目の前の獣魔にあわせ、そんな相手まで迎えては・・・窮地に陥ると、理解する。 (kananGm) 【女性の声】「牙呂亜…契約が果たされない以上ここにとどまる必要はありません、引きなさい。」と、部屋には入ってこないが覚羅の目の前にいる魔狼族に対しての言葉のようだ (kananGm) その言葉を聴いて魔狼族は構えを解いて (kananGm) 【牙呂亜】「命拾いをしたな嬢ちゃん…」といって、一気に廊下に向かってバックステップをして去る (K10_kakur) 【覚羅】「牙呂亜・・・?」と、それが、目の前の魔族の名であることを確認し。「っ、お前が・・・この者の主・・・鴉獄の長、か?」 (K10_kakur) 外の声に問う。噂によれば鴉獄は亜人を狩るという。その長が龍というのは奇態だが、力量の気配からしてそうとしか思えぬ・・と。 (kananGm) 【女性の声】「いかにも。鴉龍のクローシェ。もし、不満があるならいつでも来るがいい。相手をしよう…」といってその気配の主は名を告げさっていく (K10_kakur) 【覚羅】「くっ・・・」一瞬、追おうとするかのように足を動かしかけるが・・・ (K10_kakur) 【覚羅】「~っ・・・」 (K10_kakur) 結局、踏み出しきれずに・・・その場は、見送ってしまいます。 (K10_kakur) 言われたこと、そして、その言葉と隙の無い様子に圧されてか追うことが出来なかったことに、ぎゅう、と、悔しさに拳を握り締める。 (K10_kakur) と。OP、アクト<罵倒>か<守るべきもの>を宣言しておきたいのですけどシチュエーション的に(今後の展開とOPの様子両方鑑みて)どちらのほうがいいでしょうか? (kananGm) いいでしょう。守るべきもの が妥当でしょうね (K10_kakur) では、<守るべきもの>宣言、で。 (kananGm) (kananGm) (kananGm) あれから、しばしの日時が立つ。彼らの言葉がなぜか、覚羅の耳に残る。 (kananGm) そして、目的を達したというのに屋敷に戻っていない (kananGm) それは、こうしてまににとどまれば彼らの情報が得られるんではないかという淡い期待があったからだ (kananGm) ▼ (K10_kakur) 【覚羅】(・・・気になるな。やはり・・・あの言葉、そしてあの力・・・) (K10_kakur) 強さと、理。 (K10_kakur) 龍の貴族として、それはどちらも認めてはならぬことだったが。もとより姫でありながら町に飛び出し悪漢退治をする反骨の娘なので。 (K10_kakur) 家を出ての活動を常ならぬほど長く継続しながら、市井で鴉獄師団の情報を積極的に探っています。 (kananGm) で、鴉獄師団の情報を積極的に身を集めていたかいもあって、ここからほどないところで野営をしてるみたいですね (kananGm) しかも何かの作戦帰りとのことです (K10_kakur) 【覚羅】「何・・・。そうか、分かった。感謝する。礼金を。」と、武骨な口調で情報屋に礼を言って、そして考える。 (K10_kakur) 【覚羅】(国を作るという連中の「作戦」・・・恐らくは。戦いが行われたのだろう。であるなら・・・) (K10_kakur) そこで行われたであろう惨劇と。そして、魔族が軍事行動をとる場合、捕虜や民を攫うことがしばしばということを、考える。 (K10_kakur) 【覚羅】(連中が、口で言った通りのことを行うのであれば、民は傷つけられないかもしれない。だが・・・) (K10_kakur) 「どう」なのかは、分からない。分からないのであれば・・・行って確かめねばなるまい。民を守ると誓った貴族として。 (kananGm) では向かってみますか? (K10_kakur) 【覚羅】(相手をしよう、とも、言われたしな・・・)「行く、か。」 (K10_kakur) 果断に覚悟を決め、情報を伝って、傭兵団を追います。 (kananGm) では・・・ (kananGm) (kananGm) では、彼らの野営地に行くと、作戦に成功したのか、かなり大盛り上がりをしている状態です (kananGm) そして、遊女や白拍子が呼ばれているのか、華やいだ空気があると同時の、野営地の傍らに鉄格子がついたゲルらしいものがあります。 (kananGm) ▼ (K10_kakur) 【覚羅】(宴・・・か。戦勝のようだな。だとすれば・・・)彼らと戦った国軍、あるいは地方軍のことを思うと、胸が痛むが、勝敗は兵家の常と弁え、それは隠し。 (K10_kakur) 【覚羅】(しかし、あれは一体・・・)と、鉄格子がついたゲルという異様な存在が気にかかり、調べようとします。 (kananGm) では、近づくために運動力判定をしてください (K10_kakur) 了解。 (K10_kakur) 2d6+6 (kuda-dice) K10_kakur - 2D6+6 = [1,2]+6 = 9 (kananGm) あw (kananGm) 1点足らず (kananGm) 近くに設置されていた鳴子に引っかかりますね (K10_kakur) む、では、気付かれる、か・・・ (K10_kakur) 雑兵が来る? (kananGm) うん、雑兵が来るね (K10_kakur) 【覚羅】「、待て!この粛覚羅、逃げ隠れはしない、だが、お前たちに責められる謂れも無い!」 (K10_kakur) と、では、集まってくる雑兵たちに、こうなれば宣言しよう。 (K10_kakur) 【覚羅】「お前たちの長クローシェから、いつでも相手をしよう、来いと言われ。赴く傍ら、あれなる牢獄の如きゲルが気になり近寄ったまでのこと。・・・クローシェ、そして牙呂亜と話しをしたい。軍団の長の許可であろう。取次ぎ願おうか!」 (K10_kakur) と、相手の言質をとっているので、堂々と要求します。 (kananGm) その言葉に雑兵の一人が離れるね、どうやら牙呂亜を呼びにいったようだ (kananGm) そして、しばらくすると牙呂亜がやってきます。その腕には一人の龍人の娘が抱かれています。 (kananGm) 【牙呂亜】「なんでぃ…来たのか、小娘。」と、少し気分は害されてる感じはあるみたいです (K10_kakur) 龍人の娘って、様子はどんな感じ? (kananGm) 牙呂亜になついているのと…一つ気になるのは、手で周囲の感触を確かめてる感じだねぇ (K10_kakur) 【覚羅】「・・・来るが良いと申したのは、お主の主だからな。」龍人の娘の奇妙な様子に、眉を潜めながらも・・・しかし、そういう男女間の知識には乏しいため、あれこれと勘ぐることは無く。 (K10_kakur) 【覚羅】「戦勝の宴に水を差したのは、すまん。だが、お前たちにとっての戦勝は竜華にとっては敗北、無礼は許されよ。・・・ああ言ったお前たちが、勝利というものを、敗者というものを、どう扱うか、見極めに来た・・・あのゲルは、捕虜を入れているのか?」 (K10_kakur) 真っ直ぐ牙呂亜の隻眼を見据えながら、問う。 (kananGm) 【牙呂亜】「お嬢が言った以上、拒否する理由はねぇなぁ…亜麻禰、ちーと、うしろの下がってな。」と、言うとその龍人の娘を後ろに置くね「その問いには、是と答える。滅ぼした貴族の女子共だ。」 (K10_kakur) 【覚羅】「すまんな。」と、素直に応じてくれたことに感謝して「貴族の、女子供?」しかし、眉を潜めるが。 (K10_kakur) <無垢なる純情>持ちなので、魔族が「女をさらうこと」は知っていても「さらってどうするか」は、実は漠然としか知らないので、子女を捕らえることに少し引っかかる。 (kananGm) 【亜麻禰】「あ、はい、牙呂亜様。ところで、クローシェさま以外の声がしますけど、ですの?親しいお客ですの?」と、聞いてきます。ここで彼女の視力がないことがわかります (K10_kakur) 【覚羅】「政や軍に関わる龍人貴族と敵対し、倒し、捕虜とするのは、お前たちの理からすればあるだろうが。何故、子女を・・・む。お主、亜麻禰というたか・・・目が、見えぬのか?」 (K10_kakur) と、質問しかけるが、途中でその子の視力のことに気付いて、それを口にする。 (kananGm) 【牙呂亜】「捕虜だ…ほかのところへ売り飛ばすのかはお嬢が決める。」 (kananGm) 【亜麻禰】「はい、見えません…でも牙呂亜様が良くしてくれます。」立ち振る舞いからすると貴族としても高い教育は受けたような印象があるね (K10_kakur) 【覚羅】「・・・亜麻禰よ。すまぬが重ねて問う。目の不自由は生得、あるいは病か?それとも戦傷か?」 (K10_kakur) そして、もう一つ引っかかる。目が不自由であることと、たおやかな立ち振る舞い・・・ (K10_kakur) 彼女は「戦場で捕虜になった」というのは、どうしても見えない。 (kananGm) 【亜麻禰】「両親によって光を失いました…そして、鳥かごに捕らわれていたのを解放してくれたのが牙呂亜様です。」 (K10_kakur) (K10_kakur) 【覚羅】「な・・・親御によって、だと?」戦場で捕虜と成り、身代金を払えずに奴隷に流されることは、ありえようことだが。金目当てで、戦いの場に出るべきでないものを襲って攫うのであればそれは許せぬと思ったが、予想外の言葉に驚く。 (kananGm) 【牙呂亜】「おしゃべりが過ぎるねぇ…亜麻禰」と苦笑する。「捕らえた女子供は仕込んで娼婦として売り飛ばす。」といって少し身構える (K10_kakur) 【覚羅】そんなに直ぐに殴りかかったりはせぬよ、と、身構える牙呂亜にかぶりをふり「亜麻禰には、よんどころなき事情があったのだろうな。それも、我ら龍人貴族が詫びるべきの。」 (K10_kakur) 悪官汚吏と戦ってきたゆえ、そこは察し、痛ましげな表情特徴で、亜麻禰に「貴族として詫びる。すまない・・・」と、言い置いて (kananGm) 【牙呂亜】「お前さんがわびる問題じゃねぇな。だろ…ならいいじゃねぇか?」」と彼はいい (kananGm) 【亜麻禰】「終わったことですから…」といいますね (K10_kakur) 【覚羅】「そうか・・・しかし、牙呂亜。自分のような変わり者あるいは天津姫でなければ、子女は戦場には出るまい。戦場で捕虜に取られた、身代が払えぬ、ならば、というのはあろうが、いや、それにしても単に売るならともかく娼婦は・・・と、ともかくだ。」 (K10_kakur) 牙呂亜たちの返事には、素直に頷くが。 (K10_kakur) 【覚羅】「・・・亜麻禰のようなわけありでもない、戦場に出たわけではない子女まで。金のために攫い、娼婦に落として売っている、のか。」 (K10_kakur) ソレは見過ごすことは出来ない、と、表情を鋭く引締める。 (kananGm) 「牙呂亜」「何もできずに売ったところで奴隷として扱われるだけですなぁ…娼婦なら体一つで食い扶持は稼げるってもんでさぁ。」と、片目をつぶり、そう答える「最も娼婦にするのは、一度価値観を壊しますがねぇ。」といって本格的に身構える (K10_kakur) 【覚羅】「それは・・・捨てては、おけない。」こちらも、構えを。 (kananGm) 【牙呂亜】「さて、やりあいましょうかねぇ、お前さんのなめぇは?」と聞いてくる (K10_kakur) 【覚羅】「ああ・・・相手になるといって、招いたのだ・・・勝負をしてもらおうか。ひとつ、条件をつけて。」 (kananGm) 【牙呂亜】「条件?よござんしょ…」 (K10_kakur) 【覚羅】「と、その前に・・・名乗りを忘れていたか、礼を失したな。自分は、粛家が姫、覚羅。鴉獄師団の牙呂亜、自分は己の勝利に、捕えられた子女の救出を賭けたい。・・・お主も、おぬしの勝利に、何事かを賭けるが良い。我が名に誓って、受ける。」 (K10_kakur) 名を名乗り、条件を持ちかける。 (K10_kakur) 【覚羅】(・・・前にも、魔族と、こうして賭けをして戦った。あの時は勝てた。だが、牙呂亜は強い。どうなるか・・・だが、これを知っては、退けん) (kananGm) 【牙呂亜】「賭けるものですか…では全てを賭けましょう傭兵らしく。」といいます (K10_kakur) 気を練り、引締めながら・・・ (K10_kakur) 【覚羅】「・・・分かった。では、いざ・・・!」 (kananGm) 【牙呂亜】「尋常勝負!」 (K10_kakur) 【覚羅】「参る!」 (kananGm) ○戦闘 (kananGm) 牙呂亜はIV4 (K10_kakur) では、こちらの先手・・・MP消費的に結構厳しいが、開幕でフライトを宣言。MP3消費して、アヴォイドの効果に+2しておく・・・APを少しでも長持ちさせられる可能性を増やす。 (K10_kakur) その上で、ピアシングで攻撃する。 (kananGm) こい (K10_kakur) 【覚羅】「リャアアアッ!」羽を羽ばたかせて跳躍し、飛びあがりざま蹴り足を振り上げる! (K10_kakur) 6+2d6 ピアシング! (kuda-dice) K10_kakur - 6+2D6 = 6+[3,5] = 14 (kananGm) では、その攻撃を牙呂亜は右手1本でで受けるとそのまま掴み地面に叩きつけてきます (kananGm) 強撃 (kananGm) 2d6+9 (kuda-dice) kananGm - 2D6+9 = [4,6]+9 = 19 (K10_kakur) アヴォイド!8点-して11点、胸APに受けて胸AP残り1! (kananGm) おぉ (K10_kakur) アクトは、<罵倒>を宣言。 (kananGm) 了解 (K10_kakur) 【覚羅】「っ・・・!?」爪先が牙呂亜の身体に突き刺さる手ごたえを、感じたと思った直後、強烈な衝撃。 (K10_kakur) 【覚羅】「かはっ・・・!?」凄まじい大力で蹴り足を掴んで振り回され、地面に叩きつけられたのだと、認識したのは衝撃に息が詰まってからだった。 (kananGm) 【牙呂亜】「あめぇですな、速いには速いが一撃が軽い。それじゃぁいけねぇ。」といって叩きつけた後、そういう (K10_kakur) 【覚羅】「っ・・・く・・・」無意識のうちに、それでも咄嗟に最低限の受身は取っていて。まだ、戦闘に支障は無い。 (K10_kakur) ただ。 (K10_kakur) 【覚羅】「けほっ・・・・惜しいぞ、牙呂亜。これだけ強いのに・・・・何故、子女を売る卑劣を為す!」 (kananGm) 【牙呂亜】「殺すよりはましだと思うがねぇ、生きるすべを教えてやるんだからさぁ。」 (K10_kakur) 【覚羅】「それでもっ、女子供を苦界に落として・・・苦しめて、何が虐げられる弱者を救う、か・・・!」土埃に汚れた蒼いドレスの胸元を荒い呼吸で揺らしながら糾弾する。 (K10_kakur) 鍛えられたが細身の体の中、そこだけ浮き立つ美しいラインの乳房が、かすかに震えた。 (kananGm) 【牙呂亜】「主義に反するがねぇ…男のはやらなくていけない筋道ってもんがあるのさね。」 (K10_kakur) 【覚羅】「それなら・・・女なれど自分も、この筋、通しにかかる!」極めて近い。だが、間は深い。故に・・・戦わずにはいられない。 (kananGm) 2R (K10_kakur) フライトの効果は戦闘中持続するので、ここからは全力! (kananGm) こいや (K10_kakur) 先ほどのピアシングに、ツイスターを追加! (K10_kakur) 【覚羅】「速さだけで足りないなら、功夫を乗せる・・・!これなら、どうだっ!!」 (K10_kakur) 跳ね起きながらの、胴回し回転蹴り!! (K10_kakur) 6+4d6 ピアシング+ツイスター! (kuda-dice) K10_kakur - 6+4D6 = 6+[5,6,6,2] = 25 (kananGm) いたー (kananGm) というわけで反撃 (kananGm) その一撃を受け止めようとするがその衝撃に耐え切れずいなし吹き飛ばされる。 (kananGm) その反動を利用して覚羅の腰の辺りを掴み、投げ飛ばす (kananGm) 強撃 (kananGm) 2d6+9 (kuda-dice) kananGm - 2D6+9 = [1,2]+9 = 12 (K10_kakur) しめた、アヴォイド!8点減らして4点を腰APに、残り腰AP4! (kananGm) あくとあります? (K10_kakur) 今回は無しで。 (kananGm) では3R (K10_kakur) 【覚羅】「ぐっ!」自分の攻撃の勢いを利用した投げに巻き込まれ、諸共に転倒するが (K10_kakur) 再びピアシング+ツイスターで! (K10_kakur) 【覚羅】「もう一撃っ!!」尻尾と羽のバネで跳ね起き、起き上がりかける牙呂亜に水面蹴り!! (kananGm) こい (K10_kakur) 6+4d6 ピアシング+ツイスター! (kuda-dice) K10_kakur - 6+4D6 = 6+[3,1,1,5] = 16 (kananGm) 【牙呂亜】「やるねぇ…」とその一撃を受け止めつつ、壁に向かって思い切り投げ飛ばす (kananGm) 強撃 (kananGm) 2d6+9 (kuda-dice) kananGm - 2D6+9 = [4,3]+9 = 16 (K10_kakur) く、アヴォイドはするが、8点ダメージでは・・・胸AP0、アクトは<無垢なる純情><乳辱>で! (kananGm) OK (kananGm) 【牙呂亜】「いい胸をしてますな。」といってたん雑に胸を掴み揉み始める、その行動は荒々しく獣のオスのようにも感じてしまう (K10_kakur) 【覚羅】「くぁっ・・・!」壁に背中を強打し呻くが。 (K10_kakur) 【覚羅】「んなっ、何をする!?」直後の、仰け反った拍子に突き出された胸をわしづかむ行為に、性知識に乏しい覚羅はまず驚いた。 (kananGm) 【牙呂亜】「ちょうどいい…女だというのを教えてやる。」といい、その乱雑な愛撫は的確に性感帯を刺激する (K10_kakur) 【覚羅】「どういう意味、んんっ・・・!?ふぁ、な、これはっ・・・」 (K10_kakur) 一瞬その言葉の意味すら図りかねた覚羅だが、直後、強く、そして未知の刺激に、反射的に体が震え、声が漏れる (kananGm) 【牙呂亜】「感じるままに、啼けばいい。」といって遠慮もなく胸を揉みしだく (K10_kakur) 【覚羅】「む、胸が、んぅ、胸が火照って、おかしぃ、ぃ、ん・・・はぁ、何だ、これは・・・?」 (kananGm) 【牙呂亜】「それが快楽というもの。」といいつつ乳首をしゃぶり吸い上げる (K10_kakur) 【覚羅】「はぁう、んんっ・・・!?」貴族として戦と政を率先して学びながら、だからこそか、逆に性的な知識には殆ど触れることなく、触れても「汚らわしいこと」と無視して来た故に、覚羅の知識は極めて乏しい。 (K10_kakur) だが、健全に育ってきた17の身体は、人並みの、いや、むしろ健全に育ち、その上で性を一切知らずに無垢なまま留め置かれたがゆえに (K10_kakur) 【覚羅】「か、ぁ、快楽、だと、くぅんっ、ふ、ふざけるな!?自分まで娼婦にするつもりか!?まだ勝負はついてな、は、はぁあああああんっ!?」 (K10_kakur) 知らず蓄積した肉欲の鬱屈は大きく・・・知らぬ間に敏感になっていた乳房は蒼い衣の下で張り詰め、牙呂亜の乱暴な愛撫に媚びるようにぐにぐにと形を変える。 (kananGm) 【牙呂亜】「それはお嬢の意向しだいでしょうなぁ」と、言って刺激を与え続け、覚羅の性を引きずり出そうとしていく (K10_kakur) 【覚羅】「つ、ぁ、きつぃ、ぃんっ・・・!?」痛いほど敏感に屹立した乳首が、動きを阻害しないように選んだ柔らかな布地を押し立てて、服の上からその所在を明らかにしてしまい。初めての快楽に身悶える覚羅のせいで、内布に擦りたてられた乳首は、一気に開放されつつある快楽を乳肉に打ち込んでいく。 (K10_kakur) 【覚羅】「はぅ、くぅ、違っ・・・自分は、自分だ・・・誰の意思でも変わっ・・・あああっ!」反論の言葉が快楽に押し流されることに、泣きたくなるような屈辱を覚えるが、その屈辱すら、動くときに邪魔だとしか意識していなかった二つの肉果実から齎されるものに、ぼやかされていく。 (kananGm) 4R (K10_kakur) こちらの行動で、ファイナルストライク+ツイスター+ピアシングいきます!(CP蓄積5点のうち4点消費) (kananGm) こい (K10_kakur) 【覚羅】「く、うっ・・・!!」弄ばれることは誇りが許さない。意地で気力を取り戻し (K10_kakur) 【覚羅】「これ以上っ!させるかぁっ!!」脚力と壁を突き押す尻尾と羽の力を全て拳に伝える、零距離掌打を打ち込む!! (K10_kakur) 6+4d6+7d6 ピアシング+ツイスター+ファイナルストライク! (kuda-dice) K10_kakur - 6+4D6+7D6 = 6+[5,1,2,4]+[2,5,6,3,5,5,3] = 47 (K10_kakur) うおお! (kananGm) その一撃を受けて牙呂亜は、膝を突く (kananGm) そして… (kananGm) 牙呂亜を地につけたことで雑兵たちは驚いた表情をする。それと入れ替わるように (K10_kakur) 【覚羅】「っ・・・!!」半ば無意識なほど懸命に打ち込んだ一撃。その結果を、牙呂亜が倒れてから、ようやく納得し。 (kananGm) 【女性】「牙呂亜を退けたか…」そうすると漆黒の戦装束を着た女性が現れる (kananGm) 【牙呂亜】「お嬢…」 (K10_kakur) 【覚羅】「・・・すまないことをした、か。」と、戦いの間下がって見守っていた亜麻禰に謝ってから (K10_kakur) 【覚羅】「・・・その声・・・クローシェ、か。」と、現れた黒衣の女性に改めて向直る。 (kananGm) 【クローシェ】「いかにも、クローシェだ。」と、頷く (K10_kakur) 【覚羅】「招かれた、故に来た。そして、牙呂亜と攫われた子女の処遇を巡って、結果を勝負に掛けた。・・・自分の勝ちだ。決闘の約定を重んじるのであれば、自分と牙呂亜の約定の通り、捕らえた子女らを解放していただきたい。」 (K10_kakur) と、単刀直入にコレまでの経緯を説明して。 (K10_kakur) 【覚羅】「自分は、粛家が姫、覚羅。改めて名乗らせていただく。」 (K10_kakur) と、牙呂亜の時のように名乗り伝える。 (kananGm) 【クローシェ】「契約ならば果たそう…が…相手が、覚羅なら、その身を返すわけにはいかない。」 (K10_kakur) 【覚羅】「何?」己の名を指定して返すわけにはいかないとはどういう意味だ?と、視線で問う。 (kananGm) 【クローシェ】「捕らえて、その名を落とせという依頼が入った…」といって、細身の剣を抜く (K10_kakur) 【覚羅】「くっ・・・」かすかに、漏れる乱れた吐息。気息を集中しての戦闘と、初めての感触である乳辱の刺激は、予想外に体力を消耗させていた。 (K10_kakur) 【覚羅】(そのような依頼が・・・思い当たる相手は、多いが・・・タイミングがまずすぎる、しかし・・・) (K10_kakur) 【覚羅】「・・・大人しく、堕とされてやるわけにはいかんな。」 (K10_kakur) 内面の焦燥を悟らせぬように気息を整えなおし、再び構える。 (kananGm) 【クローシェ】「なら…戦い抜いて見せなさい。」 (kananGm) と彼女は戦闘態勢をとる (kananGm) 新1R (K10_kakur) フライトの効果は継続?それとも、やりなおし? (kananGm) やり直しです (K10_kakur) 了解、では、開幕でフライト宣言 (kananGm) うぃ (kananGm) では、クローシェはIV10 (K10_kakur) 【覚羅】「いくぞっ・・・!!」再び、龍の翼が大きく風を孕み、主の身体を加速する! (K10_kakur) だが・・・! (kananGm) 【クローシェ】「同じ領域で動けるものがいないと思ったか?」その動きについてくる (K10_kakur) 【覚羅】「っ、早・・・!?」一度たりとて追随を許さなかった領域にやすやすと追いつかれ、戦慄に近い驚きを覚える。 (K10_kakur) 【覚羅】「!」反射的に身を翻して、突き刺すような後ろ回し蹴り! (K10_kakur) 6+2d6 ピアシング!(IVが同値なのでツイスターは使用不可) (kuda-dice) K10_kakur - 6+2D6 = 6+[2,2] = 10 (kananGm) その回し蹴りを剣でいなす最小限のダメージで抑えつつクローシェは同じように蹴りをはなつ (kananGm) 雷の纏付の疾風撃 (kananGm) 2d6+8 (kuda-dice) kananGm - 2D6+8 = [5,1]+8 = 14 (K10_kakur) アヴォイドするが、腰AP0 (K10_kakur) アクト<晒される柔肌><特殊な性感帯>! (kananGm) OK (K10_kakur) 【覚羅】「なっ・・・きゃあああ!?」あまりの速度の攻撃に一瞬で襤褸切れになって千切れとぶ蒼い布地・・・直後露になる、玉髄より白く輝く柔肌。 (kananGm) 【クローシェ】「さすが貴族の娘の肌・・・吸い付くような肌触りだ。」と、手を這わしつつ覚羅の肌の感触を確かめる (kananGm) そして、覚羅の龍石を見つけるとそれを優しい手つきでなでる (K10_kakur) 【覚羅】「・・・っ(///)」くちゅっ「さ、わるな・・・あふっ!?」露になった秘すべき部位を隠そうとするが (K10_kakur) 身を捩った一瞬、かすかに聞こえた水音に・・・ぎくりと、動きが鈍化した。 (K10_kakur) 牙呂亜の胸責めで、ひそやかに潤いを帯びていた秘所の音。 (K10_kakur) 【覚羅】「きゃううんっ!?」聞こえたか聞こえないかのその音が・・・覚羅の、最も秘すべき敏感な部位をクローシェに許す隙を作ってしまう。 (kananGm) 【クローシェ】「感じているのか?いい子だ…」と、その部分を徹底的に愛撫し、そしてわずかな量だがそこの瘴気を送り込む (K10_kakur) 【覚羅「くうん、きゃふっ、そこは・・・ダメ、やめっ・・・ひううっ!?」】 (K10_kakur) がくがくと震える、どっと滲んだ汗で更に艶光る細く引き締まった肢体。 (K10_kakur) 貴族・覚羅の厳しい口調が一瞬で溶け、少女の悲鳴交じりの喘ぎになる・・・ (kananGm) 【クローシェ】「可愛い声で鳴くわね、もっととろけさせてあげる…わ」といって愛撫を続け焦らす。 (K10_kakur) 【覚羅】「ふぅ、はぁああああああっ・・・!?(いやだ、そこは、大事な、ああああああっ・・・!?)」龍人の少女にとってそこは、乙女としての神聖さとしても、性的な感度としても、子宮とクリトリスを纏めて直接弄ばれているに等しく、一愛撫ごとに軽い絶頂に等しい快楽火花が、性に未熟な脳の中で爆ぜ、美闘士から女へと変じて身悶えてしまう。 (kananGm) 2R (kananGm) どぞ (K10_kakur) 【覚羅】「うぁっ、ふ・・・くうっ!」 (K10_kakur) それでも、快楽と快楽の谷間の一瞬、懸命に反撃の拳を、己を抱きすくめる魔龍へと打つ・・・ (K10_kakur) 2d6+4 ピアシング! (kuda-dice) K10_kakur - 2D6+4 = [4,4]+4 = 12 (kananGm) 【クローシェ】「甘いわ!」といって足を刈払うような蹴りを放つ (kananGm) 七色の淫毒+疾風撃 (kananGm) 2d6+8 (kuda-dice) kananGm - 2D6+8 = [2,2]+8 = 12 (K10_kakur) 【覚羅】「くあ・・・!?」 (K10_kakur) アヴォイド。8点-して4点ダメージ。 (K10_kakur) アクトは<後ろの処女> <はじめてのキス> (K10_kakur) BSは・・・ (K10_kakur) ここは催淫で。 (kananGm) OK (kananGm) クローシェはそのまま覚羅を刈り倒すと、その体を押さえつけるように乗り、そのまま覚羅の唇にキスをする (K10_kakur) 【覚羅】「んふっ・・・!?(///)」朱に染まった頬に涙が散る。勝気ながら、いやだからこそ逆に、乙女として愛に捧げることを夢見た唇が貪られる感触に、心が悲鳴をあげ。 (kananGm) 【クローシェ】「ん…くちゅ…」彼女のキスは官能的であり情熱的だ。唇を舐るようなキスを何度も繰り返すと同時に舌をいれ何度も何度も舌を絡め藍、キスの仕方を教え込んでいく (K10_kakur) 【覚羅】「は、ふぅ、くんっ・・ちゅぅ・・・」そして、体が官能の炎を吹き上げる。情熱的な口付けは、誓いではなく烙印。挿入され絡められる舌が、キスという行為に、性技と快楽を付与していく・・・ (kananGm) 【クローシェ】「ん…あむ…くちゅ…」その激しいキスは、覚羅の心を乱す。それだけではなくクローシェは濃厚な瘴気を口移しで覚羅の体に流し込んでいく (K10_kakur) 紅を刺した娼婦のように唇が艶光り、涎がこぼれる。 (K10_kakur) 【覚羅】「や・・・ぁむ・・・ちゅくっ、ん・・・!」飲み込まされる瘴気に快楽を注がれ、唇、舌、口腔だけではなく、これまで愛撫を受けた場所全てに、淫らな蜜が満ちる感覚を味合わされながら (K10_kakur) 【覚羅】「ぁ、ダメ・・・ぷぁ、蕩ける・・・奪われ、ちゃ・・・ふぅぅっ・・・」 (K10_kakur) 唇の初めてを失ったこと、快楽に恐いくらい体の力が抜けていく感触・・・力を失った太股のせいで開かれた秘すべき股座 (K10_kakur) 犯されるのだという感覚が、実感の重みを帯びていく。 (kananGm) 【クローシェ】「そろそろいいわね…」といって少し覚羅の腰を持ち上げ様子を確認する。すると、あることに気がついてにっと笑い。覚羅のアナル周りをいじり始める (K10_kakur) 【覚羅】「ぇ、へぁ、な!?そ、そこ・・・違・・・!?」 (K10_kakur) 悦楽で乱れ呂律の回らぬ悲鳴。だが、聞きかじりでも、忌避していても、「そこは違う」ということは、明らかなはずだ、と。 (K10_kakur) 弱弱しく身体をもがかせるが・・ゆらゆらと、引き締まり愛液をしとどに漏らした股座と、汗でしっとりと艶光る尻をクローシェに楽しませるだけで (kananGm) 【クローシェ】【大丈夫よ…そこも気持ちよくなる場所なのよ。」というと、女性の体にはないはずの魔族の牡棒を取り出し、アナルにあてがい一気に挿入する (K10_kakur) 【覚羅】「はぎぃっ・・・・!?」散る涙、強張る体、女では出来ぬはずの一気呵成の雄の抽入 (K10_kakur) 【覚羅】「あーっ、ひぁ、はああああーっ・・・!?」強烈な刺激も、精神的な衝撃も、一切合切を瘴気が性感に摩り替えて (K10_kakur) 過てる肉悦に翻弄されながら、ただただ悲鳴を上げて喘ぐしか出来ない。 (kananGm) 【クローシェ】「動くわね・…」というと、濃い瘴気をずっと流し込みつつ激しい腰つきで覚羅を攻め立てる (K10_kakur) 【覚羅】「うっ、うぁ、は、ぅく、んん・・!ひやぁああ・・・・!!」 (K10_kakur) ゆすぶられるたび、漏れる悲鳴・・・ (K10_kakur) しかし、見開かれた瞳が一揺すりごとに潤んで蕩け、喘ぐ口の吐息が熱を帯び (K10_kakur) 何よりその身体は縛られているわけでもないのに抵抗も出来ずに処女陰唇は、とぽりこぽりと、突きごとに愛液を零す。 (kananGm) 【クローシェ】「ふふふ・・・気持ちいでしょ。こっちのほうが好きって言うものが多いのよ。」といって、腰を動かし攻め立て絶頂に向かわせようと仕向ける (kananGm) 彼女の動きと言葉は覚羅に刷り込む効果を秘めているのか、心に届く (K10_kakur) 【覚羅】「なに、こ、これが、かいら、くぁっ、は、あああ、ダメ、戦、たたかわなきゃ・・・!?」惑乱し、取りこぼすように言葉の断片を吐き散らし (K10_kakur) 【覚羅】「くろ・・しぇ・・・!」敵の名を呼び・・・拳を振り上げようとするが (K10_kakur) 【覚羅】「んくぅはぁ、ああああああ!?」一際深い突き入れに、しかし言葉も抵抗も、一切薙ぎ払われ。 (K10_kakur) 【覚羅】「くろしぇ、くろしぇ、あ、はぁ、はぁあああ・・・・!?」 (K10_kakur) 拳は堕ち・・・拳打の技に鍛えられたはずの体は (K10_kakur) 【覚羅】「いぁああああああ、とまら、な、助け・・・ひううううう・・・!?」 (K10_kakur) がく、がくと震え・・・のみならずあわせるように迎え腰を振ってしまい。 (kananGm) 【クロ-シェ】「快楽に集中しなさい・・・そして快楽を得るように動くの…貴女はこっちでされるのが感じられる体質なのよ。」といって、その動きに合わせて腰を動かし絶頂へ向かわせる (K10_kakur) 【覚羅】「くあっ、んあ・・・!?」腰の動きの同調に、堪えきれぬほどに快楽のボルテージが上がってしまう。 (K10_kakur) 【覚羅】「くあ、ふぁ・・・・!!」きゅうう、と処女菊門がクローシェのふたなり男根をくわえ込み、ごぽぽ、と、満たされない膣から愛液が吐き散らされる。 (kananGm) そして、締めつけられると同時に性を腸内に放つ (K10_kakur) 【覚羅】「くぁ・・・!!」 (K10_kakur) 逆流する快感 (K10_kakur) 貴族の姫である己が魔族に犯される背徳 (K10_kakur) 女同士でありながら肉棒に犯されるという衝撃 (K10_kakur) 処女のままアヌスを犯しぬかれる背徳 (K10_kakur) そして、射精の本能への刺激が (K10_kakur) 【覚羅】らめら、ぁ、ひぁああああああ・・・!! (K10_kakur) 何もかもを真っ白な絶頂へ弾き飛ばし、吹き飛ばしていく・・・ (kananGm) 3R (kananGm) 【クローシェ】「気持ち良かったようね。」と耳元でささやく (K10_kakur) 【覚羅】「ぁ・・・」 (K10_kakur) ぺたり、と (K10_kakur) 砕けた腰を地面に投げ出して (K10_kakur) うつ伏せで、踏み潰された蛙のように、アヌスから精液を垂れ流して震えている覚羅。 (K10_kakur) 最早、精も根も尽き果てたかに見えたが・・・ (kananGm) 【クローシェ】「どうだった?」と、間近まで来るね (K10_kakur) 【覚羅】「・・・」 (K10_kakur) 枯れた喉を震わせ、言葉になら無い声を、そして、最後の全力を振り絞った一撃を、放つ (K10_kakur) ピアシング+ファイナルストライク-BS催淫! (kananGm) こい (K10_kakur) 6+1d6+7d6 ピアシング-BS催淫+ファイナルストライク!! (kuda-dice) K10_kakur - 6+1D6+7D6 = 6+[2]+[2,6,3,6,5,2,4] = 36 (K10_kakur) ザッ・・・!! (K10_kakur) 寝返りを打つような姿勢から翻った龍の尾が、クローシェの頬に、消えないほど深い傷を見舞う! (K10_kakur) 【覚羅】「・・・気分、か」 (K10_kakur) そして、震える声で (K10_kakur) 【覚羅】「我が名を落としても、その堕ちた名の自分が与えた傷で、クローシェの名も堕ちる・・・ならば、これで引き分けと、いうわけだ・・・」 (K10_kakur) 【覚羅】「・・・貴族らしからぬ心、だが。ざまをみよ、と、言わせて貰おうか。」 (K10_kakur) 精一杯の反骨を、叫ぶ。 (kananGm) 【クローシェ】「覚羅!」 (kananGm) そして、それを知ったクローシェが (kananGm) 激昂し返す手で一撃を放つ (kananGm) 激情+疾風撃 (K10_kakur) こい! (kananGm) 7d6+8 (kuda-dice) kananGm - 7D6+8 = [3,5,2,2,4,6,1]+8 = 31 (K10_kakur) む、先に4点受けて、残りが25 (K10_kakur) アヴォイドして、31から8引いて23 (K10_kakur) 【覚羅】「がはっ、くあ・・・ぁ・・・」 (K10_kakur) 細い体を折るような重い一撃。蹂躙に、震え悶えるが (K10_kakur) 【覚羅】「・・・クローシェ!自分が依頼で破れたとて・・・決闘の誓いは、忘れるなよ!」 (K10_kakur) 牙呂亜との戦いで、解放を約束された貴族子女、その盟約は裏切るまいな、と最後に叫ぶ。 (kananGm) 【クローシェ】「もちろんだ…」 (K10_kakur) 6+2d6 (kuda-dice) K10_kakur - 6+2D6 = 6+[4,5] = 15 (K10_kakur) その言葉と共に、最早拳を押し付けるような一撃を、絞りつくして・・・ (K10_kakur) 最後だ。どうぞ。 (kananGm) では、その攻撃をいなしつつも反撃で、足を振り上げそのまま覚羅の首筋へ叩き込む (kananGm) 疾風撃 (kananGm) 2d6+8 (kuda-dice) kananGm - 2D6+8 = [5,4]+8 = 17 (K10_kakur) 【覚羅】「っ・・・は・・・」 (K10_kakur) とさり・・と、最後に振り上げた拳が落ちて・・・ (K10_kakur) アヴォイドで8点防いでも、残りHP2点に対し、11点貫通 (K10_kakur) 致命傷表を振ります。 (K10_kakur) 1d6 (kuda-dice) K10_kakur - 1D6 = [4] = 4 (kananGm) 4:強烈な攻撃に失禁し、気が遠くなるが、意志を籠めて耐える。CPを2点消費することでHPが1になり戦闘を続行できる。しないなら意識はあるが戦闘不能になり、HPが1以上になるまであらゆる行動が行えない。 (K10_kakur) 【覚羅】「は、ぁ・・・あああああ・・・・!」 (K10_kakur) 絞りつくした、吐息。 (K10_kakur) トドメの一撃に更なる大量の瘴気を注ぎ込まれ、被虐の絶頂に意識を遠のかせながら再度身体を震わせて・・・意識を失います。 (kananGm) 【クローシェ】「約束は守る・・・だが、自分の意思で残ったものはその限りではない…」と、いってクローシェは覚羅をどこかへつれいこうとする (kananGm) というわけで調教室を宣言 (kananGm) 全滅表をどうぞ (K10_kakur) あい (K10_kakur) 1d6 (kuda-dice) K10_kakur - 1D6 = [6] = 6 (K10_kakur) ぶ (kananGm) w (K10_kakur) ・・・失敗したらSP+5でいいかね(汗) (kananGm) いいですぉw (K10_kakur) ううむ、運動で判定。 (K10_kakur) 2d6+6 (kuda-dice) K10_kakur - 2D6+6 = [3,2]+6 = 11 (K10_kakur) うが、惜しい (kananGm) w (K10_kakur) ・・・SP+5で (kananGm) あいw (K10_kakur) ・・・セッション中の出目が良かっただけ、一気に振り戻しが・・・w (K10_kakur) これでSPは9+2+5で16か・・・・ (kananGm) そんなものでしw (kananGm) ではEDいきますね (K10_kakur) はい、どうぞ>ED (kananGm) (kananGm) (kananGm) 調教室に連れて行かれると…覚羅はクローシェの手によって徹底的にアナルを犯されています。時間にしては3時間。その時間で既にアナルは、性器と化しており (kananGm) それを拍車をかけるように1時間おきに飲まされる、濃密ゆえに液体状になった瘴気を摂取させられている (kananGm) ▼ (K10_kakur) 【覚羅】「ぁーっ♪ぁーっ♪」最早、犯されるだけで、否 (K10_kakur) アヌスに突き入れられるだけで、快楽に喘ぐようになってしまう。 (K10_kakur) 【覚羅】「くひぃぃっ、ダメ、お尻・・・止まらないぃぅ、ぐむ、むふぅう・・・!?」注がれる瘴気を拒絶しようとしながらも (K10_kakur) 器具越しなら拒めるが、口移しで注がれると、飲んでしまって、「ひぁああっ・・・!(//)」そのたびに、甲高い喘ぎ声を漏らしては (K10_kakur) 絶頂に達し、くた・・・と、崩れ落ちる。 (kananGm) 【クローシェ】「ずいぶん感じるようになってきたじゃない…」と絶頂に達するたびにまた突かれ覚醒させられる、それによって刻まれる快楽 (K10_kakur) 【覚羅】「く、ぅ・・・!!」わなわなと震え、なまじ鍛えた体力ゆえ、悶え狂いながらも堕ち切らず (K10_kakur) 【覚羅】「・・・っ・・・!」こつ、と、頬に刻んだ傷跡にこぶしをあて、完全敗北ではないことを、意地で示す。 (kananGm) 3時間それが過ぎると…クローシェは覚羅を解放してくれる (K10_kakur) 【覚羅】「ぅあ・・・はぁ、はぁ・・・か、いほう・・・だと・・・?」 (K10_kakur) そして (kananGm) 【クローシェ】「あぁ・・・その代わり。」といって、覚羅に何かの器具を見せる (K10_kakur) 【覚羅】「な・・・んだ、それ、はぁ・・・」 (K10_kakur) 覚羅は、クローシェの以外な言葉に、よれよれになりながらも、返答を返す。 (kananGm) 【クローシェ】「貞操帯と張り方よ。」というと、覚羅に処女を守るための貞操帯を装着させてから、アナルに張り方を挿入していく (kananGm) 貞操帯には、カラスの紋様が入っているものだ (K10_kakur) 【覚羅】「くぁ!?ンあああああああ・・・・・!?」 (K10_kakur) 無機物の無神経な圧迫と貞操帯による刺激からの隔絶に (K10_kakur) 絞るような悲鳴と共に達しながら・・・再び快楽の前にくずおれてしまいます。 (K10_kakur) 【覚羅】「ぁ、は、はず、せ、はず、して・・・」うわごとのように呟く。 (kananGm) 【クローシェ】「家に戻れば解けるように設定してあるわよ…」 (kananGm) といって、覚羅を押し出すね (K10_kakur) 【覚羅】「く、くぅ・・・」よたよた、と・・・拳士らしからぬ拙い足運びで、押し出されて (K10_kakur) 2、3歩歩いて、突っ伏してしまう。 (K10_kakur) 【覚羅】「・・・次は・・・!」そして、伏せたまま、涙と共に叫ぶ「次は必ず勝つ!クローシェっ・・・!!!」 (K10_kakur) ・・・ (K10_kakur) 叫びが荒野に木霊し、刻んだ傷を震わす (K10_kakur) 宿命が始まっていた・・・ (kananGm) (kananGm) (K10_kakur) HCランドリューフ外伝 龍華戦記シナリオ【邂逅】 (K10_kakur) 終わり、そして続く
https://w.atwiki.jp/nouryokukoukou3/pages/226.html
この世は常に怪異に脅かされている……そう言ったのは彼だっただろうか。私たちの生活は常に、100余名にも満たない『彼ら』に守られていることを、どれだけの人が知っているのだろうか。少なくとも私は、あの時彼に会わなければ、そんなことを知る由もなく普段通りの生活を送っていたのだろう。 私が能力者高校に来たのはある夏の日だった。その日はとても蒸し暑く、何となく、何かが起きそうな日でもあった。転入生である私は、先生に言われるがままに広い広い校舎の探索をしていた。1500余年の歴史あるこの高校は、ドイツの古城を改築した校舎、13階建ての学生寮、旧校舎、陸海空に対応した演習場、各種の格納庫にエアポートまで完備したとんでもないマンモス校だ。広く古い回廊にも似た校舎の廊下をあてどもなく歩く私は、ふと校庭に目を向けてその歩みを止めた。校庭に描かれていたのは何かの魔法陣、なぜか不穏な気配を発するそれにゾクリと背筋に悪寒が走る。そんな予感を的中させるように、空からは轟く様な雷鳴が降ってきていた。 校庭に描かれた大きな魔法陣はある人を蘇生させる為のものだったのだという。流石天下に名だたる能力者高校、なんでもありなのだ、ここは。転入生らしくらしく野次馬根性を発揮し階下に降り、校庭へと急ぐ私を誰かが追い越して行った。スーツ姿のその細い背中に何となく、本当に何となく目を止めた。ふわりと蛍光灯の光を孕んで揺れた白銀色の髪が何故かひどく印象に残った。 勝手ながら私に細く儚い印象を持たれたその人は、先の魔法陣によって発生した次元の歪みを浄化するのだと言って、地面に小さな魔方陣を書き始めた。銀色の、恐らくは水銀であろう細い液体を垂らし、繊細で綺麗な線を書いて行く。くるりくるりと、幾重にも重なる線、精緻な紋様、次第に出来上がってく美しい魔方陣に思わず目を奪われる。そうしていって完成した魔方陣と先ほどまで死者召喚が行われていたという砂で描かれた大きな魔法陣を繋げる。途端周りの空気が湿ったものに変わり、ぽつり、ぽつりと雨が降り出した。雨はだんだんとその足を速めていき、ついには本降りへと変化していった。そんな雨を物ともせず、スーツが濡れるのも厭わずに、その人は魔法陣の上に宝石をちりばめる。高価で美しいそれらを無造作に、しかし作為的に置いていく彼の姿を見て、感嘆の声を漏らした私にその人はふ、と綺麗に微笑んで口を開いた。 「欲しいなら後でいくらでもあげますよ」 そんなに物欲しそうな顔をして見ていたのだろうか、それとも思わず声に出してしまっていたのだろうか、間違いなく私に向けられて言われたその言葉に私の顔は羞恥でかっと熱くなる。同時に、そう軽口をたたいてくる彼に一層の興味を持った。意外と見たままの性格ではないのかもしれない、そう思った。そして余談ではあるが、すぐにいりません、と言えなかった自分が何となく嫌になった。まあ、あげる、といわれたのは綺麗な宝石だ……いらないかと聞かれれば欲しい。そりゃもう欲しい。だって宝石だ。だがこの話はここでは置いておこう。 宝石を恐らく定石通りにちりばめ終えた彼はそっと魔法陣から退く。 「では始めます」 静かに、しかし厳かにそう言って彼は陣の真ん中に手をつく。 「Anfang!」 刹那、美しい銀の明かりが空に立ち昇り、その後辺りを包む嫌な気配が霧散したように感じた。 降り頻る雨の中、中空へと聳えた光の塔に私はふたたび目を奪われた。 「綺麗……」 無意識にそうつぶやいていた私に彼が微笑んだ。どこか幼くも儚くもみえるその笑顔に、本当に綺麗な人だなとそう思った。ほうっと見惚れる暇があればこそ、柔和な笑みを浮かべたその人が言葉を紡ぐ。 「綺麗でしょう。なかなか見れませんよ、アレ」 そうどこか自信ありげに言った彼は、す、と私の前に色とりどりの宝石を差し出した。 「女性には宝石が似合いますし、いくらでもどうぞ」 先ほどのあれだろう。断るのも悪い気がしたので一つだけ、深い青色をした宝石を一つだけ貰う事にした。その宝石は深い海のような色をした静かな静かな石だった。 土砂降りの雨の中、作業していた彼は濡れ鼠のようだった。 それでは、と折り目正しく一礼して去り行こうとする背中に、待って、と思わず声が出ていた。その背中があまりにも細く、儚げだったから。声をかけていないとそのまま消えてしまいそうな気がしたから。何故そんなことをしたのかは分からない、ただ、この人をそのまま行かせてはならないと、そう思ったのだ。びしょ濡れの彼に私が差し出したのは薄いピンクのハンカチ。そんなものではもうどうにもならない位に濡れているのを知っていて、それでも差し出した。彼は一瞬驚いたような表情を見せた後、笑ってそれを受け取ってくれた。 「ありがとうございます。あとで洗って返しに来ますね」 丁寧な声だった。 これが私と彼、フロスト・ユリアス・シェパードとの出会いだった。 この時の私はまだ、この彼との出会いが深く昏い怪奇の淵への誘いに続くのだとは夢にも思っていなかったのである。 GOOD! -- 通りすがりU (2012-08-03 21 30 20) 巧みな描写に感嘆しました。古めかしい言葉選びが、さらに不可思議な空間へと読者を誘うかのようです。 -- ミモリ (2012-08-04 00 55 21) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/14210.html
かいこう&あくせられーしょん【登録タグ か ら・ディッツさん 初音ミク 曲】 作詞:ら・ディッツさん 作曲:ら・ディッツさん 編曲:ら・ディッツさん 唄:初音ミク 曲紹介 パソコンの中で、若しくはパッケージの中で、VOCALOID達は何時でもあなたを待っています。 ら・ディッツさん氏 のボカロデビュー作。 そんなわけで、僕のような正直買ってから長いことよくわからなくて放置してたようなマスターを誘おうとするVOCALOIDのお話です。 なんて健気なの・・・。(作者コメ転載) 歌詞 寒気帯びた曇り空が 浮かべた淡いブルーのような 輪郭の無い世界を 探し回ってたキミを 出会った日から見つめてたんだ 永久のスタンバイ いつでも構わない 次元境界の裏側 呼んでよ、手を取るから 旅に出掛けよう 一緒に探そうよ、世界 キミは理想郷(アヴァロン)を何処に見据えた? この歌をレールにして 当ても無いまま飛び出すの ほら、行くよ 走ろう? メロディのトンネル抜けて 寂しさに暮れた夜空が 浮かべた暗いヴァイオレット 未完全の空間を 泳ぎ回ってたキミを 出会った日から待っていたんだ 目覚める時が来るまで 届けたいこの声 次元境界を壊して 歌うよ、キミにコネクト 旅に出掛けよう 一緒に探そうよ、世界 キミは理想郷(アヴァロン)を何処に感じた? 思い描く景色をただ、自由なコードに起こすの さあ、加速するよ 流れる旋律に乗って 旅に出掛けよう 一緒に探そうよ、世界 キミは理想郷(アヴァロン)を何処に見据えた? この歌をレールにして 当ても無いまま飛び出すの ほら、行くよ 走ろう? メロディのトンネル抜けて コメント 素敵・・・、 確かにパソコンの中もしくはパッケージの中でボーカロイドたちはまっているでしょうね・・・。放置してたマスターを誘うお話・・爽やかですごくよかったですいろんな人にもっと評価されてほしい・・・この曲私大好きですよw -- 麻里亜 (2011-03-07 06 48 15) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/xxlabyrithxx/pages/183.html
「ドゴッ、ベキッ、グシャッ、メキッ」のインパクトが異常なイベント。 対してイベント自体は地味である。 家の裏側に回ったら家を見失うという奇妙な現象も特記しておく。 『我慢』のスキルレベルが9以上あると、この場を立ち去る選択肢が追加され、去る。スキルレベルの高さからよっぽど家に帰りたいようである。
https://w.atwiki.jp/swkatze/pages/15.html
ラクシアでの冒険に登場した人々を紹介します。 友好関係ダラン ティータ アプラ オーデック 敵対関係ビリジャン シェッド ギルダ 友好関係 ダラン 「君たちにしか頼めなくてね」 種族:人間 性別:男性 年齢:壮年 ●解説 “祝祭の街”バッカナルで最大規模の冒険者の店《歌と踊りの祝福亭》店主。 傷顔の長身痩躯で、自身も元は名の知れた冒険者である。街でもわりと名士。 ティータ 「」 種族:人間 性別:女性 年齢:18歳 ●解説 天涯孤独の吟遊詩人。 かつては呪いを受けていたが、チーム・ベスティアの活躍によって開放された。 現在はバッカナールの神殿にて保護されている。 特記:バード3 アプラ 「」 種族:人間 性別:女性 年齢:19歳 ●解説 放浪の吟遊詩人。 態度は素っ気無いが、正義感が強く、面倒見は良い。 盲目の吟遊詩人メイリィとは旧知。 バッカナールの祝祭では、チーム・ベスティアと共闘する。 特記:バード4 オーデック 「自由と芸術を目でしアステリアに祝福されし者よ。栄光の階を登るがよい」 種族:人間 性別:男性 年齢:老齢 ●解説 バッカナールのアステリア神殿の長。 《妖精の舞うパイプオルガン》の祝福を発現できる、現状唯一の人物。 チーム・ベスティアとの面識は無いが、切り替えの早さと+1修正で喝采を浴びる。 特記:バード5 敵対関係 ビリジャン 「俺様の魔剣は無敵なんだよ!」 「てめえの魔剣をよこすなら、命だけは助けてやってもイイぜ」 種族:ナイトメア 性別:男性 年齢:20代 ●解説 野党の頭。「三つの魔剣」の内、一本を所有する。 腕は立つし見てくれも悪くないが、中身が最低というどっかで見たような感じ。 イメージソースは『クレイモア』過去編のお頭。 最終的にクリムゾンに魔剣ごと身包みはがされ、罪の報いを受けた。 シェッド 「私は、剣の主に仕えるために作られました」 「私の主が魔剣を所持している間に行ったことは、私のしたことと同じです」 種族:ルーンフォーク 性別:男性 年齢:8歳 ●解説 バウンスの兄弟機。容姿も酷似しているが、右目が機械部品となっている。 魔剣の主に仕えることを存在価値と断じる無機的な性格。律儀な所もある。 凄腕のシューターでもあり、弓矢を自在に操って攻撃する。 ギルダ 「これほどとはな……ここは退散させてもらうよ」 種族:ドレイク 性別:女性 年齢:??歳 ●解説 人間の魔術師に化け、ビリジャンの野盗団に取り入っていたドレイク。 ビリジャンを、黒い神殿へと誘った。 魔剣が『反転』する寸前、チーム・ベスティアに倒され、撤退を余儀なくされる。
https://w.atwiki.jp/nikuq-niuniu/pages/1005.html
(大迷宮バハムート:邂逅編5) (ラグナロク級拘束艦:中枢区画 地下1910ヤルム) アリゼー 「おかげさまで順調ね。 ふふ・・・・・・思ってたより、余裕じゃない? さすがは私の剣ってところかしら。 さて、ずいぶん深くまで潜ってきたけれど・・・・・・。 ここはやけに広いのね。 変な形。 まるで指みたいな・・・・・・。 うそ・・・・・・ここは「バハムート」の掌なの!? まいったわ、さすがにすごい迫力ね・・・・・・。 やっぱり活動は止まっているようだけど、 エーテルに還らず残り続けている・・・・・・。 いったいどういうこと? 「バハムート」が大量のエーテルに還ったことが、 エオルゼアが新生する動因になったと思っていたのに・・・・・・ これでは説明がつかないわ。 だとしたら、何がエオルゼアを蘇らせたというの? 5年前の戦いを、もっと深く知る必要がありそうね・・・・・・。 いいわ、先へ進みましょう。 まだ調べていない区画があるようだけど、 いったいどこまで続いてるのかしら・・・・・・?」 アリゼー 「見たことのない装置だけど・・・・・・ エーテルを奔らせて・・・・・・制御すれば・・・・・・。 いいわ、私がやってみる。 ・・・・・・ところで、気がついた? あなたが倒したドラゴンに装置がついていたわ。 おそらくあれは制御装置ね。 つまり、何者かに操られていたってこと。 そうね・・・・・・さながら、竜の防衛機構ってところかしら。 ドラゴン族をも支配する術を持っているなんて、 さすがは古のアラグ文明。 イシュガルドの民が聞いたら歓喜しそうね。 使いようによっては、あの国をどうとでも転がせる。 ああ、帝国軍は案外それを狙っていたのかも・・・・・・。 なんにせよ、妙なものを作ってくれたものね。 遥か昔に栄華を誇ったといわれる「魔科学」か・・・・・・。 見て! あ、あれは・・・・・・! 蛮神「バハムート」・・・・・・!? あれは心臓・・・・・・いえ、クリスタル・・・・・・? そんな・・・・・・「バハムート」は生きているというの・・・・・・!? 未知なる蛮神の正体は、やっぱり・・・・・・ッ! 嫌よ・・・・・・認めない・・・・・・認めたくない・・・・・・! 「バハムート」が生きてるのなら、 お祖父様の死に、どんな意味があったというの!? くっ、脱出しましょう。 このまま準備もなく挑める相手じゃないわ・・・・・・! 待って! 誰かいる!! あれは・・・・・・・・・・・・そんな・・・・・・ッ! お、お祖父様・・・・・・? まさか、ルイゾワお祖父様なの!? どうして・・・・・・どうして行ってしまうの・・・・・・? ずっとずっと、探していたのに・・・・・・。 お祖父様ぁぁぁぁぁッ! ・・・・・・わかってる。 とにかく一度、ここから出ましょう・・・・・・。」 アリゼー 「ここは・・・・・・? 北ザナラーンのようだけど・・・・・・。 信じられない、東ラノシアにいたはずなのに。 今の転送装置のせい? それとも、本当にこれだけの距離を移動して・・・・・・ いえ、そんなことよりも! あなたも、大空洞にいた人影を見たでしょう!? あれはお祖父様・・・・・・ルイゾワお祖父様よ! お祖父様は生きていたの! 蛮神なんかに、負けてなかったのよ・・・・・・! ・・・・・・だったらなぜ、帰ってきてくれないの・・・・・・。 ルイゾワお祖父様・・・・・・。 ・・・・・・とにかく、今回の調査は終了ね。 驚くことばっかりで、頭が悲鳴を上げそうよ。 そうね、「砂の家」で調査結果を整理しましょう。 ウリエンジェに話もあるし、ちょうどいいわ。 あなたたちがいてくれて、本当に助かったわ。 やっぱり強いのね、エオルゼアの冒険者は。 ・・・・・・ありがとう。」
https://w.atwiki.jp/new2souennokanntai/pages/217.html
トップページ イベント攻略 [部分編集] 報酬 クリア回数 1 VeryHard【第一部】 ★5 F・J・フレッチャー VeryHard【第二部】 ★5 近藤信竹 VeryHard【第三部】 ★6 W・ハルゼーJr. [部分編集] VERYHARD(第一部)の編成 敵戦力:14398 陣形:梯形陣 重油消費:30 時間:夜 天候:晴 重巡 戦艦 戦艦 駆逐 駆逐 戦艦 敵旗艦技 : 金城鉄壁の装甲IV (装甲 +20%) 敵戦艦戦技 : 熟練提督の直感(砲撃8回回避)、牽制主砲斉射、鉄血宰相の猛攻、撃滅砲撃 敵戦艦技能 : 撃沈回避III 敵重巡戦技 : 護衛巡航陣、反攻射撃V、主砲斉射V 敵駆逐戦技 : 雷撃緊急回避(雷撃8回回避)、強襲連撃、報復の一太刀、全魚雷乱射V、爆雷広域散布V 技能 : 挑発III、火力上昇III、回避率強化III、雷撃会心上昇III、戦技発動上昇III [部分編集] VERYHARD(第二部)の編成 敵戦力:18300 陣形:梯形陣 重油消費:30 時間:夕 天候:晴 空母 空母 駆逐 空母 空母 駆逐 敵旗艦技 : 艦隊戦の達人IV (火力 +20%) 敵空母戦技 : 速攻奇襲作戦、砲戦緊急退避、自在編隊爆撃、絨毯爆撃V、急降下爆撃V 敵駆逐戦技 : 破壊者の意地、強襲連撃、雷撃緊急回避、酸素魚雷速射、絶命ノ炸弾 技能 : 砲撃回避率強化IV・III、雷撃回避率強化V、速力上昇III [部分編集] VERYHARD(第三部)の編成 敵戦力:28080 陣形:梯形陣 重油消費:30 時間:夜 天候:晴 重巡 戦艦 戦艦 駆逐 駆逐 軽巡 敵旗艦技 : 金城鉄壁の装甲IV (装甲 +20%) 敵戦艦戦技 : 洋上ノ城、徹甲連撃、奮迅烈風ノ強襲、無ノ双撃、復讐の一撃 敵重巡戦技 : 明弾発射、熟練提督の直感、報復の洗礼 敵軽巡戦技 : 嵐の加護 敵駆逐戦技 : 水雷ノ鬼、見切りの極意、酸素魚雷速射、爆雷広域散布V 技能 : 挑発V、隠密V、戦技発動上昇V、装甲上昇III、雷撃会心上昇III、撃沈回避III ↓コメント等 名前 第二部、戦2空1重1駆1潜1(16400)。空母と潜水はほぼ奇襲防止の索敵要員。相手空母4の割に索敵は極端に高くないのか索敵2486で奇襲成功。防止だけならもう少し低くても平気かな。全体的にすばやい印章があったので相手空母の行動前に沈めたいので帰還技を含め速力重視で450くらい。空母で耐久はそこまでないと思うので駆逐多目とかでもいいかもしれません。 - 名無しさん (2018-05-19 19 11 44) 第二部の空母は自在編隊爆撃・絨毯爆撃V 駆逐は絶命ノ炸弾・酸素魚雷速射持ちです。 - 名無しさん (2018-04-26 15 32 13) 記載しました。 - 名無しさん (2018-04-26 15 49 27) 第一部の駆逐は全魚雷乱射V・爆雷広域散布V・報復の一太刀持ってます。 - 名無しさん (2018-04-26 15 21 51) 一部も全然勝てないです。宜しければご教授お願いしますm(__)m - 名無しさん (2018-04-24 22 27 00) 第一部、砲煙50マラソン終わった勢いで突撃してみたら勝ってしまった。加賀さん及び夜間発艦持ちが居れば組み込むのが一番なのでしょうけれどいないので、雷撃と砲撃でそれぞれ削る構成で戦艦、重巡、駆逐、潜水で構成。しかし、速力足りずに敵駆逐の先制乱射であっけなく島風沈んで積んだかと思いながらたまたま潜水が攻撃されず、長門の範囲で敵駆逐が沈んだので残った潜水で削りきってなんとか勝った感じなのでほぼ運でしたね。夜間なので敵戦艦も命中率はかなりわるいので駆逐さえどうにかなれば以外と生き残りやすいきもしますが、敵戦艦に牽制主砲があるのでそれより先に動かないと砲撃でけずれなくなるため長門はパーツ枠は探照灯を2個、機関員多目と旗艦技で速力を確保しました。駆逐さえ沈めてしまえば巡洋艦や駆逐で延焼ばらまいて潜水で延焼ダメージの時間稼ぎで粘る手もありかもしれません。戦力14100程度(運が強すぎて多分2回目やっても勝てない気がしないので参考になるかは謎です) - 名無しさん (2018-04-25 10 33 43) 閲覧数 今日: - 昨日: - 合計: -
https://w.atwiki.jp/irohahifumi/pages/111.html
雷速剣舞/隻眼邂逅 ◆WoLFzcfcE 「Hey,そこのおっさん。ちっと聞きたいことがあるんだが、いいかい?」 「不躾だな。何だね?」 「Sorry,あいにく俺の口の悪さは生まれつきでね。いや、大したことじゃないんだが……あんた、刀は持ってないかい?」 「刀か。いや、あいにく私に与えられたのはこれだ」 ヒュン。 「ちっ、おっさんのも南蛮モノか……刀はねえのかよ刀は」 「ふむ、シンの刀剣か。あれも悪くはないが、やはり私は反りのないこのような剣が好みだな」 「An,シンだぁ? おっさん、あんた変わった着物だな。それも南蛮モノか?」 「ナンバンというのが何を指しているか理解できんが、国軍の軍服くらいどこでも見られるだろう」 「国……軍? あんた、豊臣の人間か?」 「やれやれ、名も名乗らずに質問攻めかね。最近の若い者は礼儀を知らん」 「……Ha,こいつぁ失敬。俺の顔も存外売れちゃいないらしい」 スラッ。 「じゃあ改めて名乗らせてもらうぜ。俺は奥州筆頭・伊達政宗。いずれ天下を獲る男だ――You see?」 「……ハッハッハッ! これは驚いた……今どき珍しいほどに向こう見ずなことよ。若さゆえの蛮勇か、真に次代を担う力か――」 ジャリッ。 「――だが、私の前でその言葉を吐く勇気は認めよう。蛮勇でなければよいが」 「Hey,stop.俺にだけ名乗らせる気かい? あんたの名前も聞かせなよ」 「おっと、これはこれは。私も人のことは言えんな」 ジャキッ。 「私の名はキング・ブラッドレイ。小僧、天下を獲ると言ったな。私の国を獲りたいのなら、私を倒して力づくで奪い取るがいい!」 「OK, Are you Ready? ――癖になるなよ!」 ◆ 「――MAGNUMッ!」 雷光纏う必殺の突きが虚空を裂く。 踏み込みは迅速、走る剣はまさに神速。 竜が振るうは名剣の誉れ高き稲妻の剣。 握る武将もその躯から蒼い雷を迸らせ、剣の放つ暴風とともに踊る。 一太刀ごとに空気を焦がし、煉瓦造りの家々を掠っただけで吹き飛ばす。 暴れ回る一匹の竜。 だがその顎は小癪な獲物を捕らえられない。 「Shit! チョコマカとウザってえなッ!」 三日月細工を拵えた兜に蒼い装束、右目に眼帯を着けた一人の男。 日の本は奥州摺上原を手中に収める若き武家の棟梁、奥州筆頭・伊達政宗。 隻眼の風貌から『独眼竜』と渾名され、天下にその人ありと謳われる勇将である。 「あいにく私には君のようなデタラメな力はなくてね……さしずめ雷鳴の錬金術師というところか。大した破壊力だが、当たらなければどうということはない」 その独眼竜の荒ぶる暴虐を一手に凌ぐ――否、かすりもしない一人の男が、刃を片手に高速で迫る。 政宗が砕いた建造物の、その舞い散る瓦礫の中を悠々と、まるで散歩するようにすり抜けて。 「King――へっ、大将を名乗るだけのことはあらぁな! だがッ!」 本来の獲物ではない、加えて本来のスタイルでもない。 伊達政宗が得意とするのは六本の刀を指先に挟み持ち同時に振るう人外の荒業、六爪流。 だが今手元にあるのは使い辛いことこの上ない西洋の長剣がただ一振り。 並みの相手ならそれでも十分だったろう。 奥州筆頭の武勇は少々の不利など物ともしない、そのはずだった。 「らぁっ!」 奥州筆頭の一刀を、対する敵手――キング・ブラッドレイは刃の上を滑らせて受け流す。 政宗と同じく眼帯を着けた壮年の男。手にするのは言葉通り反りのがなく装飾も控えめのシンプルな剣。 甲斐の虎よりもかなり上、あるいはもう孫などいてもおかしくなさそうな風貌のくせに、足捌きはやたらと速い。 身体能力は若い自分が上だという確信はあった。 だが、攻撃が当たらない。 何十何百と振るう剣の軌跡に、この隻眼の男の影すら浮かび上がらないのだ。 「そこだ」 「うおっ!?」 そして、時折り放たれる反撃がやたらと鋭い。 袈裟に来たと思えば次の瞬間には首を突かれる。 頭を振って避ければ跳ね上がってきた足刀を受け、自慢の兜が吹っ飛ばされた。 後方に宙返りし、崩れた瓦礫の上に着地した。 (どうなってやがる……俺の技がちいとも当たりゃしねえ。読まれてるのか?) 動きの速さで勝っているのになぜ追いつけないのか。 そして一の太刀を放った後の返し刃がでたらめなほどに速いのも不可解だ。 あんな動きをすれば剣の重量に振り回されるはずなのに、ブラッドレイは筋力で押さえつけているのかまったく揺れ動かず隙もない。 (しかしやり辛え。片眼がねえって条件は同じだが、野郎……とてつもなく戦い慣れてやがる) 政宗は右目が、ブラッドレイは左目が欠落している。ゆえにお互いの死角が重なり合い、正面からの衝突を余儀なくされていた。 政宗が目にも止まらぬ連続攻撃を放っても、ブラッドレイはあらかじめその軌跡を知っていたかのように軽々と剣閃の下を潜り抜ける。 手数の多さで圧倒して近寄らせないようにしているものの、これでは千日手も同然だ。 「Ha,まどろっこしいねぇ! こういうのは好みじゃない――Go for broke! 一気に決めさせてもらうぜ」 「ほう、まだ切り札を残しているか。よろしい、受けて立とう」 「いいねぇ、楽しくなってきたぜ……奥州筆頭・伊達政宗、推して参る!」 だから政宗は勝負に出る。 己にあって敵にないもの――政宗自身から溢れ出る雷をフルパワーで放つ、最高にハイな一撃。 回避などする場もない必殺の一撃で仕留める。 「行くぜ、HELL DRAGON!」 咆哮とともに全身の闘気がスパークし、剣先から雷の竜となって放たれた。 雷竜は一直線にブラッドレイへと向かっていき、炸裂の瞬間夜の闇を白く染め上げる。 拡散し放電する閃光の刃。 どこに隠れようとこの暴虐の怒りから逃れることなど不可能だ。 家屋を藁のように薙ぎ倒し、まるで嵐が直撃したかのような様相を呈する。 「……Ya-Ha.これで決まったな」 ブラッドレイの姿はない。 それどころか村の一区画そのものが完全に焼き払われていた。 奥州筆頭の全力の一撃は、もはや人の身で成せる破壊を遥かに超えていた。 「ハッ……フゥ。やれやれ、しょっぱなからHeavyな相手だったぜ」 手近な瓦礫に腰を下ろす政宗。 つい理由もなくたまたま見かけただけのブラッドレイに戦いを吹っかけた理由は自分のことながらわからない。 ただブラッドレイの姿を眼にした瞬間、前触れもなく。 “こいつは敵だ” と、思ったのだ。 口うるさいが背を預けられる無二の友――『竜の右目』片倉小十郎がいれば咎めたかもしれない。 だがこれだけは口では説明できない、本能的なものだった。 そう、かつて『魔王』織田信長と相対したときに感じたような、心底からの畏怖。 「っと、んなことより俺のTrademarkを忘れちゃいけねえな」 たとえ一瞬でも怯えを認めたことを忘れたいのか、政宗は軽く頭を振って勢いよく立ち上がる――その行動が、彼の命を救った。 瓦礫の影から放たれた一筋の流星、硬く尖ったガラスの刃が一瞬前まで政宗の左目があった位置、つまり左脇腹へと突き刺さった。 血飛沫、だが政宗が痛みに呻く暇などない。 ガラス片が投じられたのとほとんど同時に、目前に白刃が滑り込んできたからだ。 「……What!? なんで生きていやがる!」 「ああ、素晴らしい威力だったよ。惜しむらくは精度が今ひとつということだ」 ギリギリと刃を合わせる政宗と――怪我一つないブラッドレイ。 外見だけが、青い軍服の上着は燃え尽きたか黒のインナーに変わっていたが。 「雷鳴の錬金術師よ、君にその雷火の牙があるように」 超至近距離で交わる二人の視線。 政宗は気付く。ブラッドレイの顔に、先ほどまであった眼帯がないことを。 大きな傷が走ってはいるが、ゆっくりと目蓋が開いていく。そこには確かな瞳があった――隻眼ではない。 若き武将は知る由もない、魔法陣を抱く竜の刻印。 ウロボロスの紋章を瞳に刻んだ、人でなきモノ、ホムンクルスの証。 「私にも最強の眼があるのだよ」 色のない瞳が若き武将を睥睨する。 音速を超える銃弾すらも視認できるほどの動体視力、それが“憤怒”のホムンクルス・ラースの能力。 乱れ狂う雷刃の軌跡を一つ一つ知覚し回避しきることすらも容易いことだ。 ブラッドレイの膝が政宗の腹部を抉り、強引に膠着を崩した。 延髄に振り下ろされた剣を勘だけで受け止め、政宗はこちらは正真正銘の隻眼でブラッドレイを睨め上げる。 「調子に……乗ってんじゃねえッ!」 渾身の技を苦もなく凌がれた屈辱が怒りとなって沸騰し、その激情とともに振るった稲妻の剣が風を生んでブラッドレイの自由を奪った。 政宗はその機を逃さず走り込み、両手に握った剣を縦横無尽に振るう。 「CRAZY STORM!」 本来六爪で使う技を一刀で放った。 威力も規模も落ちているが、そこは意地と矜持で押し上げる。 左右どちらからも襲い来る鋭刃の軌跡。 「おおっ、おおああアアアアアアアアッッ!」 いかに優れた眼を持っていようと、百を超える連撃のすべてを防げるはずがない。 たとえ眼で追えても体が、剣がついてこれるわけがない。 「――なッ!?」 その政宗の目論見を、キング・ブラッドレイは覆す。 刃鳴りの音が絶え間なく響く。 威力で勝る政宗の剣を、ブラッドレイは一瞬間に剣を何度も叩きつけて威力を分散させていく。 自在に走り回る剣をさらに追尾し打ちのめす、神速を越えた音速の剣。 トータルのスピードでは劣っても、ごく限定的な速さ――攻撃速度の一点において、キング・ブラッドレイは伊達政宗の上を行く。 それは奥州筆頭が遅いわけでも大総統が速いからでもない。 ブラッドレイが振るう一振りの剣。 それこそは銘をはやぶさの剣、剣にあるまじき羽のごとき軽さにて一瞬間に二度の攻撃を可能とする刃。 それほどの業物を、生まれ落ちて六十余年一日たりとも弛まずすべてを闘争に費やしてきたブラッドレイが振るうのだ。 人外の強者ひしめく戦国時代に名を上げた勇将と相対し、互角以上に争えることとて決して不思議ではない。 そしてここで、先ほど全力の攻勢を仕掛けたツケが回って来る。 政宗の動きが途端に精彩を欠く。 握る剣がまるで巨大な鉄塊のように感じられ、電光の速さが見る影もなく。 絶え間なく刀身に走る衝撃も無関係ではない。ブラッドレイはこの数十秒で二百はくだらない斬撃を繰り出していた。 疲労しているのはお互い様だ。だが全力の一撃を放った分、政宗のほうがその度合いは大きかった。 そして今、均衡が崩れる。 「ガッ……!」 ブラッドレイがいつの間にか片手に隠し持っていた鞘で政宗の鳩尾を突いた。 全身が弛緩した一瞬を逃さず、ブラッドレイの剣が政宗のそれに絡み合い、跳ね上げる。 天高く稲妻の剣が舞う。 視線を追わせた政宗の視界に映ったのは、夜空の星ではなく拠って立つ大地。 瞬間的に懐にもぐりこんだブラッドレイに腕を取られ投げ飛ばされていた。 瓦礫に背中から落ち、激痛に一瞬息が止まる。 続いて腹を踏み抜く固いブーツの感触。 次いで視界に飛び込んだのは、美しく煌く白刃の輝き。 (やべぇ……!) 偽りなく、政宗は死を覚悟した。 戦場に身を置く者としてその覚悟はいつだってできている。 だがあまりにもそれは唐突で、政宗を以てして、 ――ああ、こんなもんなのか。くたばる前の気持ちってやつは、こんなにも静かな……Un? そう思わせるものだった。 瞬間で脳裏に浮かぶ奥州の光景。 この手で殺した父の顔、無二の朋友、己を慕う部下ども。 それらすべてが一瞬に政宗の脳裏に踊り、同じく一瞬で掻き消える。 最後に映った男の顔は――忘れもしない赤いヤツだ。 ――政宗殿、某との決着をつけずに往生なされるおつもりか? 独眼竜とはその程度の器でござったか! ――Holy Shit! 言ってくれるじゃねえか真田の! 上等だ、俺はこんなところじゃ終わらねえぞ! 同時、胸に沸き起こる烈火の感情が再び政宗を突き動かした。 ブラッドレイが剣を振り下ろすに合わせて両の拳を打ち合わせる。 「ほう、芸が達者だな」 「こういうのが得意な野郎と散々やり合ってるんでな……!」 拳の甲を交差させた白羽取り。瞬間の判断で行ったにしては会心の一手だった。 腕から拳から剣へと伝う電撃を嫌い、ブラッドレイが後方へと飛び退った。 身を起こす。だがその動作はぞっとするほど緩慢で、まるで自分の体ではないように思えた。 脇腹の傷は深くはないが出血が止まらない。その上二度に渡って全力の攻撃を仕掛けたせいで一気に疲労が増してきた。 それでも、屈することだけはしない。 ギラギラと戦意燃ゆる瞳で独眼竜は敵を睨む。 「やれやれ、まだ諦めんか。私もそろそろ疲れてきたので終わりにしたいのだがね」 「Ha,つれないこと言うなよ。最高のPartyじゃねえか……楽しもうぜ」 と、減らず口を叩くものの。戦況は明らかに政宗の劣勢だった。 脇腹の裂傷は深く、鳩尾の痺れは未だ取れず、瓦礫に叩きつけられた衝撃がまだ全身に残っている。 加えて剣を手放してしまった。 その剣がどこにあるかと言えば、最悪なことにたった今ブラッドレイが拾ってしまった。 どうやら礼儀正しく剣を返してくれるつもりなどないようで、左右両手に握った剣を二度三度振るい感触を確かめている。 しかもその様がなんというか――やたらと堂に入っている。 おそらくは二刀流こそがやつの得意とするStyleだ、と政宗は推測した。 (こいつはやべえ……野郎に風が吹いてやがる。クソッ、六爪がありゃあな) 現実は六爪どころか素手だ。鋼鉄の鞘は頑丈ではあるものの、あの業物二振りを相手取れるはずもない。 刀が欲しい、と奥州筆頭は切に願った。 「君は若いな。私などもう六十にもなる、あまり無理をさせんでくれ」 「おいおい、笑えねえJokeだぜ。俺の三倍も歳喰っててその動きかよ?」 「引退したらどうかとよく言われるよ」 ブラッドレイは稲妻の剣の剣先を転がっていた政宗の兜に引っ掛け、こちらへと振り上げる。 くるくると回転し放られた兜を受け取り、礼も言わずにかぶり直す。 おそらくは末期の情け――逝くときは晴れ姿で、とでも言いたいのだろう。 鳥が翼を開くようにブラッドレイが双刃を広げ、疾走の気配を見せる。 ただでさえ苛烈な剣撃が単純に倍になって襲い来る。 さすがに今度ばかりは命運尽き果てたか、とどこか納得しながらも体は迎撃の構えを取っていた。 「では、行くぞ。できるのならば凌いで見せろ」 「All Right,来やがれ……!」 鋼鉄の鞘を砕けよとばかりに固く握り締める。 一瞬後には両断され、役目を終えるのだとしても。 (どこまで追い詰められても絶対に諦めねぇ! それが俺の――ッ!) 意地で一撃くらいは叩き込んでやる、と突き進んでくるブラッドレイを視線で射る。 と――自身とブラッドレイの間に割り込んできたものがあった。 細長い、見覚えのある形。 そう、これは紛れもなく―― 「そいつを使え!」 どこからか響いてきた声に後押しされるまでもなく、その物体が何であるかを看破した瞬間政宗は走り出していた。 宙にあって強く存在を主張するそれは、まさしく今このとき政宗が求めていたもの。 嬉しいことに、それは、その天からのPresentは政宗が良く知っているものでもあった。 「借りるぜ、小十郎……お前の刀をよ!」 銘を、黒竜。 奥州でも指折りの刀工が鍛えた大業物。 相棒が、『竜の右目』がいつも腰に佩いていた名刀を抜刀し、 「――おおらあああああッッ!!」 無理を押しての、渾身の逆袈裟斬り――月煌。 これは捌けないと見たか、ブラッドレイが二刀を合わせて防御の構えを取る。 だが、止まらない。 『独眼竜』と『竜の右目』の合作と言えるその一刀は、人外のホムンクルスをして予想以上の威力を叩き出す。 瓦礫の山へとブラッドレイが叩きつけられ、土砂に埋まっていく。 それを見届けた政宗は今度こそ膝をついた。 「へっ……見たか、奥州魂ってやつをよ……」 力を出し尽くした政宗は、それでも笑いながら勝利を誇る。 次いで顔を巡らせた先には、激突の刹那政宗に刀を放り投げた男が歩み寄ってきていた。 長い蓬髪を風が弄ぶに任せた、背の高い痩せた男。 面白いことにそいつも右目が潰れているようで、目蓋の上に大きな傷が走っていた。 「Thanks,Brother.おかげで助かったぜ」 「余計な手出しではなかったか?」 「んなこたあない。正直、ヤバかった」 男が差し出した手を政宗は躊躇なく取った。 こいつが敵であるか味方であるかはっきりしないものの、こいつの介入がなければ政宗は間違いなく死んでいた。 政宗の命はこいつに救われた、つまりは借りができたということである。 騙まし討ちするならそれもいい、一度だけなら受けてやる――そんな気持ちでいたのだが、事実こいつは敵意などないようだった。 引き起こされ、改めて男と向かい合う。 「俺は奥州筆頭・伊達政宗。あんたはなんてんだ?」 「……名は捨てた。どうしても呼びたいなら、そうだな。イナズマとでも呼んでくれ」 「イナズマ? Lightningか。へっ、そいつはいい! あんたは俺とよく似てるよ!」 隻眼と隻眼、蒼雷と稲妻、そして言葉にしなかったが互いに十九歳。確かに二人は良く似ていた。 そのイナズマと名乗った男――本名・高代亨は、偶然見かけた伊達政宗とキング・ブラッドレイの闘いに介入すべきかどうか迷っていた。 『最強』との闘いから数ヶ月。 逃亡生活を続けていた亨が突如招かれた、この世のものとは思えぬ死の遊戯。 統和機構からの刺客を退けることにも疲れを覚えたころ、亨はふと目覚めればこんなところに連れて来られていた。 そして考えた、ロワと名乗った女の言うとおり殺し合いに乗るかどうか。 もし最強の剣とやらを手にすれば、もう逃げ回ることもなくもしかしたら統和機構そのものを叩き潰せるかもしれない。 だがそのためにはまったく関係のない五十人以上の人間を殺し尽くさねばならず――。 「一つ聞きたい。あんた、あの女の口車を信じるのか?」 「Un? ああ、殺し合って最後の一人になれってあれか。――そうだな、信じるって言ったらどうする?」 「悪いが、ここで倒れてもらう。闘うのも殺し合うのも、その覚悟があるやつだけがすればいい。だが、それを他人に強要することは許さない」 そう、乗るわけがない。 いかに強力な力を持っていようと、追手の屍をうず高く積み上げるほどこの手が血に塗れているとしても。 最後に残ったちっぽけなプライド――あの『炎の魔女』や親友に顔向けできなくなることだけは、絶対にしたくない。 だからこそ亨は『イナズマ』として闘う覚悟を決めていた。無駄な血が流されぬように、もう二度と大事なものを取りこぼさないために。 「OK,そんな怖い顔するなよ。俺も誰かの狗になる気はない。竜ってのは誰にも従わないから竜なんだ。 無論、先に向こうに襲われちゃあさっきみたいに応戦するが、俺から誰彼構わず喧嘩を吹っかけるってことはしねえよ」 「……そうか」 亨は全身を強張らせていた力を抜いた。 亨自身、自らの力に自信はあったがこの伊達政宗や先のキング・ブラッドレイと相対して確実に勝てる自身はなかったのだ。 「しかし、あんたがこの刀を持っているとはな。これも運命ってヤツか……」 「そいつを知ってるのか?」 「ああ、まあ俺の相棒の獲物なのさ。どうだい、あんたさえ良けりゃこいつを譲っちゃくれねえか? 代わりに俺の使ってた剣をやるからよ」 「構わんが、その剣はどこだ?」 「Um,さっきのブラッドレイっておっさんに」 「すまんが返せと言われても拒否させてもらおう」 割り込んだ声は紛れもなく。 政宗と亨は一瞬で戦闘体勢へと移行する。 視線の先には瓦礫を風で跳ね除けて立つ王の姿。 「Fantastic! まだ生きてやがるのかよ!」 「君の剣のおかげだ。錬金術とも思えぬが便利なものだな」 ブラッドレイは何事もなかったかのように嘯いた。 稲妻の剣が持つ風の能力が、今度は本来の持ち主ではなく敵を救ってしまったのだ。 「チッ、なら今度こそあの世に蹴り落としてやるぜ……!」 「できるかね? その疲労困憊といった体で」 「So easy! 独眼竜を舐めんじゃねえ!」 黒竜を構え、再びブラッドレイと切り結ぼうとする政宗。 しかしその眼前に亨が立つ。 「その体では無理だ。ここは退くぞ」 「Huhn? 尻尾巻いて逃げろってのか!」 「負けるとわかっていて挑むのは愚か者だ。本当に勝ちたいなら、勝つために退くということも手の一つだ」 「……チッ、小十郎みてえなこと言いやがる。だが、やっこさんだって黙って俺らを見逃してくれるほど甘かないぜ?」 「大丈夫だ、任せろ」 政宗が捨てていた稲妻の剣の鞘を構え、亨はブラッドレイと向かい合った。 鞘を持つ手をだらんと下げたその構えは、控えめに言っても隙だらけ。 「イナズマ……と言ったか。二人同時にかかってきても私は構わんよ」 「あいにくだが、この場は退かせてもらおう。今はあんたに勝てる気がしないんでな」 「逃がすと思うか?」 「できる、と俺は踏んでいる。あんたの眼――おそらく俺と似たような能力だ。直接的な攻撃力はないだろう、だから」 異名の由縁、物体の隙を見出す『イナズマ』能力を発動させ、手にした鞘を一際大きな瓦礫の一点に突き立てる。 後ろから見ていた政宗は、鋼鉄の鞘が硬い瓦礫に抵抗もなく突き込まれたのを見て取った。 一瞬で、瓦礫が粉のように分解される。 即席の煙幕が戦場に拡がった。 「……めくらましか。この程度で私の眼から逃れることはできんぞ」 「だが、あんたの行動は一手遅れる!」 そう、その初動の遅れさえあれば十分なのだ。 稼いだ瞬間の間で、亨はデイバックから己に支給された切り札を引っ張り出す。 一見してキックボードのような形状の長い板。 後部に風を噴射する貝を取り付けた、とある世界の空島という場所で用いられるウェイバーという乗り物だ。 しかもこれは通常モデルではなく、さらに強力な噴風貝(ジェットダイアル)をセットした特別製。 煙幕を吹き飛ばすほどの猛烈な風が噴風貝から噴射される。 手綱を操るのは高代亨。 その腕が伸ばされ、伊達政宗へと差し伸べられる。 「――ッ!」 走っても届かぬと見たブラッドレイが隼の剣を投擲した。 まっすぐ伊達政宗の心臓を抉る軌道を飛んだ剣は、肉を裂く手応えなく地に突き立つ。 そして瞬きの間に二人の青年は飛び去って行った。 「――ふむ、逃がしたか。人間も中々やるものよ」 さして残念でもなさそうに呟き、ブラッドレイは隼の剣を回収・納刀した。 もう片方の稲妻の剣は政宗から奪ったために鞘がないので、抜き身で持ち歩くしかない。 嘆息し、眼帯を着け直す。 さて、これからどうするか。 【C-5 村 一日目 深夜】 【キング・ブラッドレイ@鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST】 【状態】疲労(小) 【装備】隼の剣@DQ2、稲妻の剣(鞘なし)@DQ2 【道具】基本支給品、ランダムアイテム(個数、内容ともに不明) 【思考】基本:『お父様』の元に帰還するため、勝ち残る。 1:とりあえず人を探す。 【備考】 ※『最強の眼』を使用している間は徐々に疲労が増加。 ※村の一区画が完全に破壊されています。 ◆ 「イヤッハァッ! こいつはゴキゲンなvehicleだ!」 「おい、あまり暴れるな。操縦が難しいんだ」 見たこともない乗り物に気勢を上げる政宗と対照的に、亨の顔は真剣だった。 風を噴射して移動する特性上、ウェイバー本体はとても軽く作られていて小さな波でも簡単に舵を取られてしまうのだ。 亨はイナズマ能力を駆使して波の動きを読み取れるので操縦できるものの、かなり神経を使う作業だった。 やがてウェイバーは河を越え対岸に辿り着く。さすがにここまで来ればブラッドレイも追ってはこなかった。 二人は陸地へと降り立ち、ようやっと落ち着くことができた。 「助かったぜ、イナズマ。お前さんにゃあ借りを作ってばかりだな」 「いいさ、気にするな」 ともに死線を潜ったためか、政宗は亨を信頼し始めていた。 亨はといえば、逆に政宗やブラッドレイをあまりの戦闘力のために統和機構の合成人間ではないかと疑っていた。 そもそも名前が伊達政宗ときた。三日月を模した兜といい隻眼といい、史実どおりの独眼竜が現実に出てきたようだ。 そして懸念はもう一つ。 亨自身は大した戦闘行動をしていないのに、ずっしりとその身に疲労が残っていた。 イナズマ能力を使ったせいだろう。だが普段ならここまで重い疲れを感じることはないはずだった。 政宗の雷を生み出す力も気になる。詳しく情報を交換する必要があった。 (厄介なことになった、な) 夜空を見上げため息をつく。 皮肉なことに、輝く月はちょうど三日月の形だった。 【D-5 岸辺 一日目 深夜】 【伊達政宗@戦国BASARA】 【状態】疲労(中)、左脇腹に裂傷 【装備】黒竜@戦国BASARA 【道具】基本支給品、ランダムアイテム(個数、内容ともに不明) 【思考】基本:主催者の首を獲る。誰だろうと挑まれれば受けて立つ。 1:ブラッドレイを倒す。 2:イナズマにいずれ借りを返す。 【高代亨@ブギーポップシリーズ】 【状態】疲労(小)、能力の不調に違和感あり 【装備】稲妻の剣の鞘 【道具】基本支給品、ウェイバー@ONE PIECE 【思考】基本:戦う力のない者を守る。 1:伊達政宗の手当てをしつつ情報を交換する。 2:町や村を捜索し、殺し合いに乗らない参加者を探す(対象が強ければ別行動、弱ければ同行して守る)。 3:ブラッドレイを警戒。 【備考】 ※『イナズマ』能力を使用している間は徐々に疲労が増加。 ※今のところ本名を名乗るつもりはない。 『イナズマ』能力について 生物・物体の気配が線として見える能力。物体の線を突けば破壊し、人体においては弱点となる。 その他、自身に向けられる攻撃のラインを知覚する・離れた場所にいる敵の気配を察知する、など応用範囲は幅広い。 高代亨は隻眼だがこの能力を使用するのに視覚は必要ないらしく、閉じた右目には向かい合う相手の急所のラインだけが見える。 隼の剣@DQ2 非常に軽く、一動作で二度の攻撃が出来る剣。 稲妻の剣@DQ2 道具として使えばバギの効果が得られる剣。 黒竜@戦国BASARA 「竜の右目」片倉小十郎の刀。特殊な能力は無い。 ウェイバー@ONE PIECE 噴風貝(ジェットダイアル)をセットした、宙に浮くスケートボードのようなもの。 機能は制限され浮かび上がる高さはせいぜい民家一件分。 BACK NEXT 008 妖夢・衝撃!光の来襲 投下順 010 ストライフ・デリバリーサービス営業開始! 008 妖夢・衝撃!光の来襲 時系列順 010 ストライフ・デリバリーサービス営業開始! BACK 登場キャラ NEXT GAME START 伊達政宗 028 サムライ GAME START イナズマ GAME START ブラッドレイ 033 隼の邂逅
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/1520.html
(投稿者 Cet) 夢を見ていた。 真っ白な夢を見ていた。 ここはどこだろう、と俺は自問する。 ここは現実、少女は答える。 ここは貴方の望む世界。そう応える。 だからこそ、俺はこの世界から素早く立ち去らねばならなかった。 俺はどこに行くというのか。 暗闇の中へと落ちていく。 しかし、貴方の目指す光は、そこにしかない。 少女の声が、残響のように聞こえた。 ヴィルヘルム・エーレンハイトはその男を目にした。背は自分よりも大分高いが、これでも平均より少し上くらいだろう。 その痩せた男の目は落ちくぼみ、頬は削げていた。一体どんな戦いを続ければこんなになるのだろう。当時補給部隊の一員で、比較的安全な地方で支援を行っていたヴィルヘルムには、ついぞ見当が付かなかった。 陣地内部の道、その脇の盛り土に腰かけた男が、こちらをぎんと見遣った。 あ、似ている。と青年は直感した。男は彼と、どことなく似た風貌をしていた。男も何か感じるところがあったのか、眉を潜めてこちらを尚睨んだ。 「あの」 声を掛けてたのは、ヴィルヘルムの方だった。そしてそれは意識して出した声ではなかった。 「何」 「どっかで会ったことがあるような気がして」 「そんなことはない、他人の空似さ」 男は言うと、視線を正面へと向けた。 「仕事があるんだろ、俺に構わないでくれ」 「すみません」 ヴィルヘルムはそう言って、男の脇を通り過ぎていく。でも、きっと男の方も気付いているだろう、と彼は考える。自分自身が似ていると感じたのなら、きっとあの人も同じことを思っただろうと。 しかし何故だろう。彼は自問する。一体彼と自分のどこが似ているというのか、少なくとも自分の目は落ちくぼんでもなければ、頬は削げていないし、何よりあんな鋭い目付きで人を睨みつけることはない。 しかし――、と彼は考える。あの人の鋭さというのは、どこか鈍さを伴っている、と。 まるで、すっかりくたびれてしまった刃のような、鈍い眼光。 それは確かに、どこか自分と似通っているように思えた。 ヴィルヘルムは立ち止まった。男の方を振り返ると、男もまた彼の方を見遣っていた。 「……名前を聞きたいんですけど」 「何だ、エフェメラだ」 「いえ……俺の名前はヴィルヘルム、ヴィルヘルム・エーレンハイトです。あの、ファミリーネームの方は」 「無い。俺は人間じゃない」 人間じゃないわけがなかった。ならば彼はGだとでもいうのだろうか。 「俺はメールだ、出来損ないのな。 戦闘力に劣った、ただ胡乱な刃だ。切れなんてものはない、テメエが傷つかないように心配するのが精一杯の」 「メール……」 彼はその男の顔を見遣った。 その削げた頬も、くぼんだ瞳も、つまるところ戦いの中で錬磨されて培われたものなのだということを理解したのだ。 「……俺は、羨ましいですけどね」 「何を言ってる?」 「俺は俺の命だけじゃ、何にもできません。精々補給に手を貸しているくらいが、一番適任なんです」 「ふざけるなっ」 男は血走った眼で怒鳴った。 あ、鋭い。彼はそんな風にぼんやりと男の豹変振りを把握する。 「俺は、Maidなんざ大っ嫌いだ。こんなものは、この世界に必要ない」 「そんなことはない、俺は、俺だけで何かを成せるとは、思えません」 「メードは、この世に必要のない存在なんだ。お前に何が分かる」 ぐっ、とヴィルヘルムは足を踏み留めた。何やら目の前の男から吹いてくる轟風に負けてしまうと、これから自分がどこか暗い闇の中へと墜ちてしまうような、そんな気がしたからだ。 「……そんなことはない。メードがいないと、俺たちはそもそも生きていけやしないんですよ」 「だとしても、そんな生命に何の意味がある、こんな石、意志を奪い、そして誰かを "誰でもなくさせる" 俺はっ」 男はその言葉を継ごうとして、そして我に帰ったように、目を白黒させて、そして何度も喘ぐように呼吸をした。 「お前、俺と似ているな」 「……そうですね」 「半身を失ったのか」 「いつどこでか、分かりませんが」 ヴィルヘルムは頬を緩めて、そう言った。 彼の瞳に、薄暗く鈍い光が宿った。 男は、不意に毒気を抜かれたように俯いて、ぼそりと呟く。 「……少なくとも、俺は、誰でもない」 「でも、貴方は貴方ですよ」 ヴィルヘルムはそう言うと、何故か少しだけ気恥ずかしく思い、そして踵を返した。 「俺は俺です」 そしてその場から去って行った。 エフェメラは、視線を正面に向けて、そしてどこか遠い場所を見るように風景を眺めていた。